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平成22年第 2回定例会(第4日 3月12日)

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  1. 伊賀市議会 2010-03-12
    平成22年第 2回定例会(第4日 3月12日)


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    平成22年第 2回定例会(第4日 3月12日)         平成22年第2回伊賀市議会(定例会)会議録          平成22年3月12日(金曜日)(第4日)          ─────────────────────    平成22年3月12日(金)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問について          ───────────────────── 〇会議に付した事件  議事日程のとおり          ───────────────────── 〇出席議員(27名)  議席番号    氏   名    議席番号    氏   名    1番  生 中 正 嗣 君   15番  渡久山 カナエ 君    2番  稲 森 稔 尚 君   16番  前 田 孝 也 君    3番  上 田 宗 久 君   17番  松 村 頼 清 君    4番  近 森 正 利 君   18番  今 井 由 輝 君    5番  中 井 洸 一 君   19番  奥   邦 雄 君    6番  中 谷 一 彦 君   20番  中 本 徳 子 君    7番  中 盛   汀 君   21番  岩 田 佐 俊 君    8番  西 澤 民 郎 君   22番  坂 井   悟 君
       9番  百 上 真 奈 君   23番  桃 井 隆 子 君   10番  田 山 宏 弥 君   24番  安 本 美栄子 君   11番  本 城 善 昭 君   26番  馬 場 登代光 君   12番  森   正 敏 君   27番  森 岡 昭 二 君   13番  北 出 忠 良 君   28番  森 永 勝 二 君   14番  空 森 栄 幸 君          ───────────────────── 〇欠席議員(1名)   25番  中 岡 久 徳 君          ───────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名               氏     名   市長                内 保 博 仁 君   副市長               角 田 康 一 君   契約監理室検査技術監        島 川 和 也 君   総合危機管理室危機管理監      松 山 宗 達 君   総務部長              赤 澤 行 宏 君   企画振興部長            堂 山 敏 夫 君   人権政策部長            堀     忍 君   生活環境部長            山 崎 猛 夫 君   健康福祉部長            中 出 富 一 君   産業振興部長            半 田 泰 士 君   建設部長              中 森   寛 君   建設部参事都市計画課長      田 中 政 則 君   水道事業管理者           淺 井 広 太 君   教育委員長             勝 本 順 子 君   教育副委員長            岡 島 和 子 君   教育長               味 岡 一 典 君   教育部長              松 永 彰 生 君   教育委員会事務局スポーツ振興課長 松 浦 正 光 君   消防長               東   庸 介 君   監査委員              塚 脇 直 樹 君   監査委員事務局長          大 谷 泰 紀 君   市民病院事務長           野 口 英 敏 君   伊賀支所長             森 下 泰 成 君   島ヶ原支所長            西 岡 幸 彦 君   阿山支所長             澤 井   修 君   大山田支所長            福 永   保 君   青山支所長             奥 田 充 法 君   会計管理者             奥 井 平 和 君   総務課長              藤 岡 淳 次 君   財政課長              西 堀   薫 君   健康推進課長            清 水 健 司 君  ───────────────────── 〇出席事務局職員  職   名               氏     名   局長                森 岡 良 夫 君   課長                森 田 克 義 君   議事調査係長            福 岡 秀 明 君   主幹                西 口 育 子 君  ─────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(坂井 悟君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は27名、会議は成立いたしました。  お諮りします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  そのように取り扱うことにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(坂井 悟君)  異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付のとおり決しました。  これより議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題といたします。  昨日に引き続き、市政一般質問を続行します。  質問順位第5番 中谷一彦君の質問を許可します。  中谷一彦君。             (6番 中谷一彦君登壇) ○6番(中谷一彦君)  おはようございます。  昨年3月15日、市民と行政のパイプ役になるというスローガンで3月22日に当選させていただきました。市民の方々のおかげで初当選させていただき1年を迎えることになりました。考えますとサンピアの土地取得に関する質問から今回まで、定例会に連続質問させていただく機会をいただき光栄に思っております。しかしながら草刈り条例を初め、私の力不足で提案事項がまだまだ実行されていないことに反省しております。もっともっと伊賀市の行政が市民にとって安心できる町づくりをしていただけるよう、これからも自己研さんしてまいりますのでよろしくお願いします。  今回は代表質問から連続で、先輩議員たちが数多く伊賀市の市民病院について質問されております。私も今回議員活動を始めて一番課題にあると思って、この伊賀市地域医療の問題について質問させていただきます。  私自身は8月より伊賀市・名張市議会地域医療問題研究会のメンバーに加えていただき、1月22日の中間提言が提出されるまで4回の勉強会に参加させていただきました。伊賀市の平成20年1月に報告された地域医療体制マスタープランを初め、名張市立病院改革プラン、また公立病院改革プランについては9月1日に副市長にも意見をいただいたり、本年1月29日に東海自治体問題研究所が実施した病院会計の勉強会にも参加させていただきました。その中で名張市の名張市立病院の経営分析という課題がありまして、そういうところにも参加させていただき勉強になりました。  今回、私の質問させていただく内容ですが、まずは上野総合市民病院の課題と改善計画について、この中身ですが、市長が施政方針で三重県保健医療計画について方針を定められておりますが、私自身もこの内容を読みますとなかなかはっきりわからないというのが現状です。そして中勢伊賀保健医療圏地域医療再生計画というのが約61ページにわたって載っておりました。これはインターネットでだれでもとれるもんやと思いますんで、また興味のある方は見ていただいたらなと、その中で二次医療圏で取り組む事業ということが載っておりました。これが我が伊賀市における上野総合市民病院にどういう影響を与えるのか、またどういうことを期待しているのか、市長のご所見を承りたいと思います。  そのほかの質問につきましては自席において質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  一般質問2日目でございます。本日もどうぞひとつよろしくお願いを申し上げます。  まず、本日のトップバッターとして中谷議員の方からご質問をいただきました。その第1点目といたしまして、今現在の状況についても含めて議員の方からお話がございました。加えまして三重県の全体の地域の医療計画についてのお話がございました。  このことについては他の議員からもご質問をいただき、さらに、お話のように私も施政方針の中で一部申し上げたところでございます。  この中勢伊賀、そして伊賀サブっていう位置づけを三重県の方で三重県全体の地域医療計画ということで計画をなされました。その後、この伊賀地域伊賀地域でサブとしての医療圏の形成について当初は県の保健所の方も入りまして、3輪番の計画を立ち上げたところでございます。その後、3輪番の中身をこの2年間にわたって進めてくる中でいろいろ問題が出てきて協議ということになりますと、ほとんど行政の方に、あるいは病院の方に任されるというふうな中で、もう少しこれまでの県の関与があればお互いの協議もできた部分もあったかというふうに私自身も思わせていただきますし、三重県からするとこの伊賀のサブというとらえ方ができますが、現在、伊賀市、名張市という自治体が違うわけですので、異なる自治体の両病院をどのように機能分担をするかというふうなことについては当然のことながら一定のまとめを、あるいは指針を三重県の方がやっぱりきっちりやるべきだというふうな思いの中でこれまで県の方にも再三申し上げてきたところでございますが、現況は今のような状況ですもので、施政方針の中でももう少し県の方は強力な県としての指導もお願いしたいという意味で施政方針で申し上げたところでございますので、いずれにしましても関係する自治体ですので、県がどうであれ両市で頑張っていかなければならないというのが今の現況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  この医療再生計画というのはクローズアップされて、私もよく読んでいると本当に三重県が、やっぱり県の医療政策というのを地域の住民の声を全く聞かずに頭ごなしに上から指導しているような感じがして、私自身もなりません。やっぱり何をしてほしいかというのもまた、先日の森永議員じゃないですけど要望していく、何をしてほしいんだということが明確でないとだめじゃないかなと思います。特に12月にも伊賀市の議長を初め市長含めて医師会の方々のシンポジウムがございましたけども、本当にあのときにも市長は3輪番を守っていくって言われましたね、私もその3輪番を守っていくっていうことを期待して余り何も勉強もしなかったんですけども、実際にこの現状ですよね、4月1日に3輪番ができない、できなくなってきてるという状況というのはやっぱり行政の責任もあるんじゃないかなと私自身思っております。  その中で公立病院改革プランがございます。この改革プランの中で伊賀市立上野総合市民病院経営健全化委員会を設置し、毎年2月に改革プラン取り組み状況の点検、検査、公表を行うとあります。これは昨年につくられたもので、本年2月にその書いてあるプランの中であれば実施されたと思いますが、進捗状況と内容についてご説明願えますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  改革プラン進捗状況等については病院事務長来ておりますので、事務長の方から申し上げますが、今の上野総合市民病院の医師、あるいは看護師、さらに以外の検査技師等の状況から、私自身の感覚としては改革プランを実行できるような上野総合市民病院の状況ではないというふうに思っております。 ○議長(坂井 悟君)  病院事務長。             (市民病院事務長 野口英敏君登壇) ○市民病院事務長野口英敏君)
     失礼します。改革プラン取り組み状況を先に説明しますが、前回にもちょっと報告させてもらったんですけども、まず病院として取り組めるものとして入院基本料といいますか、看護師の配置基準になりますが、今まで13対1の看護基準が10対1に引き上げをさせていただきまして、それを昨年8月から実施をさせていただいております。そして診療報酬の改正がこの4月から始まりますが、私の病院にとってどの加算で取り組めるかというのは、さきの経営改善委員会でも会議もいたしまして、今後、具体的にまだ出ておりませんが、今新しく改正になります診療報酬の改正で、できるだけ努力して取り組んでいきたいと考えております。  それともう1点、改革プランでは進捗状況という形で投げかけてはありますが、今現在、伊賀地域整備計画検討委員会というのが進行しておりますので、その中で今議論されておりますので、委員会としては今現在開催しておりませんというのが今の現状であります。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  やっぱりこの改革プランいうのは一番大事やったと僕、思うんですよね。実際にこれは当然、経営健全化委員会というのは、もうこの改革プランが出た当初つくった段階で審議を始めておって、2月に本来まとめ上げてそこから進んでいくもんじゃなかったかなと僕自身は思っています。その中には副市長を初め事務長、ほかの部長さんも入るっていうて書いてましたし、また有識者も含めて入っていくんだというような内容になっておったんですよね。改革プランというのはやっぱりその中でもまれたものが計画として実行されていくと、今市長が言われたように、そういう状況ではないよねっていうお話が出てきました。やっぱり計画を何というか、逐次順番どおりにやっていかないと、こういう結果になるんかなと。私も今、冒頭申し上げましたように、シンポジウム等々は何回も開かれて、その中で市長がそのときに言われたご意見は、やっぱり3輪番は守っていくんだよというお話の中で進んでいっていたわけですけども、その中で一番問題は内科医師の不足やというふうなものもきのう聞かさせていただきまして、そのとおりやと思います。そうなってくると実際に内科医師が不足ということは、病院の中で名張と上野を一つのサブ医療圏でしてるわけですから、そん中でそれぞれの病院の内容を検討すべきじゃなかったかなと思いました。それで、私自身は経営統合というお話もあるわけですよね、確約書じゃないけども、その出てきてる内容を見ますとね。そしたら、やっぱり名張はこの数年間でお医者さんは減ってない、逆にふえていっている状況はあります。それは上野はどんどん減っていってる状況にあると、それは何が原因してるのかなというのがやっぱり、一番自分自身としては疑問に思うわけですよね。そうすると、一番初めに言いました、森永さんも説明されていましたように、伊賀市は20年の1月に地域体制マスタープランをお出しになって、その中で一番の問題は何かということが41ページに書いてあるわけですね、早期に実施すべき取り組みということで。この病院不足、この具体的な取り組みイメージを読まさせていただきますと、救急輪番体制の実施と診療科目の重点化、救急及び急性期医療の集約化、市民意識の啓発、医師確保対策の推進と、こんだけのものが20年の1月に書かれているわけですね。その中でどれだけのことが実行されていったのかというのは検証されておりますか、また今の状況を教えていただけますか。 ○議長(坂井 悟君)  病院事務長。 ○市民病院事務長野口英敏君)  まず、医師の確保という形で、私どもは今まで三重大学からの派遣でお願いしてきまして全体の診療体制をとってきたわけですけども、内科医師がことしの4月までですが減少してきておりますので、今現在、他県にも向けて市長、それから副市長、また院長、私も同行もさせてもらってるんですけども、多くの病院に医師の応援でお願いに上がっております。まずは勤務医という形でお願いしているんですけれども、それが厳しい状況であれば外来診療もという形も、また当直の応援ということも含めまして大学に向けてお願いに上がっておりますので、現実にどんだけ成果が上がったかということはまだ厳しい状況ですけども、今後も引き続きその対策は取り組んでいきていと、このように考えております。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 中出富一君登壇) ○健康福祉部長(中出富一君)  マスタープランの状況でございますが、20年1月にして、それからいろいろ検討委員会ということでやらせていただいてます。ようやく昨年の8月にそれが立ち上がりまして、県も含んで計画をやっていくということで進めています。その中で輪番制の部分というのがございますので、その分は輪番制でやっていこうということで、早期の実行をやっていくということで輪番制も開始をしたということでございます。ただ、内容につきましてはかなりおくれている部分もございますし、事務的になかなか進まなかったという経緯がございますので、計画どおり進んでいるかと言われますとなかなか難しくなってるというのが現状でございます。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  実際にこのマスタープランができ上がって、本当に進捗がおくれてるっていうか、本当に検証していっているのかなと、常に僕、これを読まさせてもらって、森永さんも先日提言されてました、いろんなことを。本当にこのマスタープランに書いてるとおりのことなんですよね、これは20年1月に実際に計画としてあったのにもかかわらず、進捗状況がおくれてるっていうのはやっぱり行政の問題じゃないかなと僕自身は思います。特に名張の市立病院改革プランというのが21年の3月に出てまして、そこには本当に厳しい財政の中で、やっぱり名張は緊張感を持ってこのプランを出されて、その中でも本当に公の自分のところの病院について詳しく検証されてる。例えばの例を言いますと、僕びっくりしたんですけど、一般会計における経営負担の考え方というのを地方交付税含めて分析されて、今現状はこうなんですよと書かれてるんですよね。うちのマスタープランには上野市民病院のことじゃなくて、本当に伊賀地域のことは書いてあるんですよ、だけど本当に上野市民病院のことを徹底的に検証していくという姿勢がこの中で見られないんですよね。また名張に戻しますと、名張には本当に医者が少ない、だから医者の部分いうのは本当にお医者さんを守っていくっていうことを具体的に書いてるんですよね。その結果が、やっぱり医師の過重労働ということが、先日も出ました、過重労働があったから上野市民病院も36時間連続勤務等々も書いてありました。やっぱりここは問題やなと認識しているわけですけども、ほんなら具体的にどういうふうに実行していくかっていうのが明確じゃないわけですね、名張ははっきりしてましたですね、続けて来られる人を診ない、1つの患者さんを診終わらないと応急診は次に進まない、だから断る率も非常に高かった。それで上野市民病院はやっぱりそういうふうな、上野市民病院についての明確な指針がなかったために病院で対応していったと僕、思うんですよね。だから村山院長初め、本当に市民のためにとってはすばらしい、断ることも拒否することも名張と比べたら少なかった、だけど最終的には勤められるお医者さんの勤務状況いうのは過重労働で苦しめられておやめになっていっているのではないかなと僕自身思います。そういうのは改革プランの中身を見せてもらいますと、やっぱり上野市民病院についてっていう改革プランがしっかりあって、それを実行していっておればこういうことは起こらなかったんではないかと思います。そのときには市長はなっておられないですよね、20年1月の伊賀市のマスタープランですからね、名張が後で出てきてこういうようなことを明確にされているわけですけれども、その辺はどういうようなご所見お持ちでしょうか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  どういう資料で比較をいただいておるのかちょっとわかりませんが、マスタープランというのはそれぞれの公立病院が全部今後、どういう経営改善をやるんか出しなさいということで、それぞれの病院がマスタープランというのをつくって、こういう経営改善努力をしますということを国の方に出すわけです。一定の評価を国の方でされるわけですので、かなり高いハードルの目標でそれぞれの病院がマスタープランをつくって出させていただいておるという部分がありますし、先ほどから細かく名張のお話をいただいておりますが、上野市民がそういうものをつくってるかどうかは担当の方に聞きますが、名張さんは名張さんで名張市立病院の自分とこの病院の、名張全体の予算規模の中で今後はどのようにやっていくかということを検討、研究された資料だというふうに思いますし、ちょっと中身のことが十分私の方に承知できませんので、この程度にさせていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  失礼しました。これが地域医療体制マスタープラン、これは伊賀市のあるもんですね、もう一つ、これが我々勉強会行かさせてもらったときに向こうの資料としていただきました。それが名張市立病院改革プランというものでありまして、これをいただきました。実際に私が申してるのは、やっぱりその市民の意見、また病院の意見というのは一番大事やと僕は思うんですよね、今現場で携わっておられる方が。日ごろ申し上げてるとおりなんですけども、やっぱり病院の医師のほんま苦痛とかいうのが耳に入ってくるか入ってこないかというのは非常に大きな問題であると思います。特に救急医療を守っていくにはどうしたらいいかいうことで、1つ本がありまして、地域医療を守る、地域医療を守るんだということで自治体の病院経営分析というのがあります。その中でちょっと市町村の自治体でできることって何やってことでちょっと載ってるんですけど、ちょっと厳しい言葉が載っております。その中で病院の実情について市長と直接会話したことがありますか、市長は病院に1年間に何度足を運ばれますかというふうな文言が出てまして、その辺ちょっと今、治療以外で行かれたのはどういう回数があるか教えていただけますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  就任して1年4カ月になります。村山院長じかに行政的なことでお願いに行ったのは、たしか二、三回程度だと思います。事務長に出会うのは、これは行政職員ですので、数回あると思います。先般もご報告させていただいたように、全体の職員さんとの意見交換は先回1回させていただいたということです。  さらに、職場の意見を聞いておるのかということでございますが、組合としての意見は市長という立場と職員組合の現場の声ということで、これは定期的にお話し合いをさせていただいておるという部分がございますので、職場のことについてのお話もその場で出てまいっております。さきの議員からもいろいろご指摘がございました。  設置者でございますので、今後もう少し足を運んで病院の健全な経営に対して設置者としての責任を果たしてまいりたいというふうに思っておりますが、これまで私自身も病院長にすべてお願いをしてきたと、病院長を信頼してすべてのことは病院の中で解決がされておるというふうに理解をしてた部分もありますので、その辺のことはもう少ししっかりと見ていきたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  本当、病院長は何回も来られて、実情をお叫びになってたと思うんですよね、だけど病院長は何というか、病院を守っていく、市民の安全・安心を守っていくという立場で物を申されておられました。しかし現場の先生方いうのはやっぱり過重労働に耐えかねて、処遇も含めて、給与面の処遇、いろんな処遇があると思うんですけども、それを院長にじかに言うわけにはいかない、それを聞けるのはだれなんやというと、やっぱり市長ご本人じゃなかったかなと僕、思いますよね。それは市長も声を高らかに言われてましたし、また議会は何したんやというお話も村山院長からもされてました。本当に僕も、それこそ市長が3輪番守っていくっておっしゃってるんで、それを信用してここまで来て、やっぱり厳しいなって言われるとほんまに人任せにしておったらいかんねやなというのは現実に思っております。できる限りのことを議会もやっぱりやっていかなあかんなと、そのために協力して、これは地域医療を守るんやという前提で、やっぱりそこが一番肝心ですよね。  その中で、何回も申しますけど、名張市立病院が県のバックアップがあると言ったらおかしいですけども、僕はそのようにしか見えないんですよね、実際。だけど本当に経営統合していくっていう話も出てるけども、本当に中身を見てると、失礼な話ですけど、名張市立病院が健全な経営状態にあるのかということを僕自身分析もさせてもらったんですよ。余り詳しく言うとまた変なふうに誤解を招いてもだめやと思いますんで、実際にその観点をやっぱり検証していって、こういう病院等含めてやっていくには伊賀市民の不安の部分を、本当に奥深しいというか、市長の熱意が高揚していただかないと、名張の亀井市長は本当に言いたいことをおっしゃっていますんで、本当に奥深しさはちょっと引っ込めていただいて積極的に、伊賀市の市民がほんまに悩んでいるんだよ、この病院を守っていくためにはこうしてほしいんだよっていうのを具体的に言っていただかないと、きのうの森永議員の地図を見せていただいて、どこが中心なんや、交通面はどうなんや、明確に僕自身も、ああすばらしい、だれが見てもわかるようなご説明やったなと感心しました。そしたらやっぱり経営の分析もしっかりして、上野市民病院が本当にここまで頑張ってきて、頑張って頑張って結果、赤字もなるべく少なくしていった中で、蓄えたものがしんどい分だけ損やったんっていうのんておかしな話って僕自身思うんですよね。やっぱり事務長が数字を示されましたけど、事務長たちは数字というのを物すごい重く思うから、赤字になってはいけないのか、いや経費を少なくせなあかんのかというように前に進んでしまうんですけども、これは一番大きな間違いで、やっぱりたくさんの収入を上げるということが前提なんですよね。たくさんの収益を上げるということはどういうことか、当たり前のことに医師確保しかないわけですよね、だけど今現在、医師確保は難しいということであれば、当然今のお医者さんを離職させないような方法をまず一番に考えていかないと改革はできないと僕自身は思ってるんですよ。  どんなにいい病院をつくったとしても、どんなにいい院長がおられたとしても、本当にリーダーシップ、これはリーダーシップはだれなんかというと、この本にも書いてるんですけどもリーダーシップは首長なんですよね。ここにも書いてあるんですけど、多くの自治体で首長が病院に訪れるのは年に2回、忘年会と辞令行為のときだけだ、場合によっては代理出席で済ませるといった話も耳にします。その一方で医師不足、赤字経営に悩みつつ、何とか病院を維持していこうという熱意を持つ首長もいますと、こういう自治体の首長は病院の院長、事務局長、病院職員と絶えずコミュニケーションをとって、常に行政として病院をサポートできることは何かと考えていますということで、この自治体ができることっていうこと、これ結ばれているわけです。  本当に僕自身は思うんですよね、ほんまに市長、副市長を初め、たくさん熱意を持ってやっておられると思いますけども、それが市民の方には伝わってこない、伝わりにくい、表現の仕方はあるかと思いますけど、本当にきのうも決断すべきときが来たら決断しますとおっしゃられました。今、決断すべきではないかと僕自身は思いますけど、いかがですかね。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  理想論からいえば、先ほどいろいろお話をいただいておりますが、当然のことながら伊賀は伊賀で医療を守ったらいいわけです。それと今、検討委員会の方へ市長として出ておりますが、これも理想論からいえば一つの自治体にならないと、いろんなことを、機能分担にしろ、あるいは将来の経営統合にしろ一つの自治体になるということは経営統合を目指して一つの自治体になるわけですけども、市域の広さとか、あるいは交通のということについては、これは私自身が声を大にして言わなくても当然、検討委員会の中でわかり切ったことです。ほんでまた他の病院長なり、あるいは医師会長らも市域の大きさの違いとか、あるいは交通の便ということは十分言うてくれとるんわ。首長としてはあのテーブルに乗っておる以上は、伊賀市の首長としては何とか伊賀市民の皆さん方がご理解いただける中で、その中で両市で何とかうまくやっていく方法がないかと、それをやっぱり最後まで探すのが首長の責任であると、どうしてもだめな場合は最終決断をしなければならない、そのことについては市民の皆さんに十分説明させていただいてご辛抱いただかんならん部分も出るかもわかりませんけども、今の時点では組み立てようという作業をしてるわけですので、組み立てられるか組み立てられないかの議論を先に済まさせていただいて、その後、上野総合市民病院はどういう病院で今後行くんかということについては、皆さんと十分議論させていただいてこれから進めていきたいと、こんなふうに考えておりますので、市民に対する説明責任を果たすことについては、一定の方針を出した後にでないと設置者としての責任も果たせませんので、その点のご理解もいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  その時間的余裕があるのかないのかということになってくるわけですけど、本当に説明責任を果たすということの前に、やっぱり上野総合市民病院がここができるって具体的なことをアピールしていただきたいなと僕、思うんですよね。やっぱりメリットいうのはたくさんあります、今デメリットが何があるんや、上野市民病院を一つの拠点病院含めて、市長もおっしゃってましたように、まだこれはどっち側に持っていくかわかれへんっていうお話やけども、当然世論というか、方向性は名張に持っていかれるんちゃうかなという危機感を持ってるからみんなが、私自身もそうなんですけども、早く意見を言っていただきたいなと僕は思うてるわけですよね。せっぱ詰まったっていう意気込みっていうか、僕自身はやっぱりこの経過をずっと見せていただいててもなかなか奥深しい市長の、本当に市民の見えるようにやっていただきたいなと僕自身思っています。この件についてはまだまだたくさんご意見あると思いますけども、何回か機会を設けていただいて、またこの3月中にでもお話し合いを持っていただけたらなと思いますんで、よろしくお願いいたします。  それでは、この病院に関しましてはこれで質問を終わらさせていただきまして、続きまして、しらさぎ運動公園のことについてご質問させていただきます。  市長がこのしらさぎ公園いうものは7年前から地域の要望があって、今の迷惑施設の来られた方の十分の理解ができますようにということでこの事業計画含めて行われてきたと思うんですけども、実際に地域の要望というのはどの範囲があったのか、内容といいますと、実際こんだけの規模を期待されておったのか、どういう施設を要望されておったのかいうのを具体的にわかるのであれば教えていただけますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  年度を追ってとか、細部のことは担当の方から申し上げますが、中谷議員、このしらさぎクリーンセンターについての、あの場所に清掃場ができた経緯とか、あるいはその後のずっと長らくあの場所で上野市ほか4カ町村のごみを焼却をしてきたその辺の経緯とか、あるいは当初あの場所に設置するときのいろんな地元とのお話し合いの中身とか、その辺のところをどのようにご理解をいただいておるのかわかりませんが、さらに加えてあの周辺には斎場もあるわけでございます、市の斎場もあるわけでございます。そんな中から、いよいよあの場所から退く期限が参るについては、先ほどお話しいただいたような時期からぼちぼち地元との話し合いがあったと思います。また建設当時にも地元とのいろんなお話し合いもあったと思います。  それから、ああして撤去いたしまして、いよいよ7月ごろからさくらリサイクルの方で最終的に向こうの方ですべて処理するということで撤退をいたします。今度の公園整備については平成19年ごろからこの議会の方で計画の説明をさせていただいて、それから平成20年に国の方の認可をいただいて、都市計画法による都市計画決定は平成20年8月にしておりますし、三重県から9月に事業認可をいただいて、そして20年度で補助金の交付を申請いたしまして6,000万余りの国の方の補助認可を得たということでございます。その中から今現在、継続事業として一時中断はございましたけども、新しくしらさぎクリーンセンターの申請を22年度にさせていただくということでの予算計上を今回諮らせていただいたところでございまして、唐突に出てきた事業ではございませんので、その辺のことについてはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  今、経過につきましては、もう市長の方が答弁いただきましたので補足することがないんですが、面積ですね、先ほどちょっとそのエリアが必要なのかというご質問があったと思うんですけど、なかったですかね。 ○6番(中谷一彦君)  地区要望は。 ○建設部長(中森 寛君)  そうですか、申しわけございません。それは今、市長がお答えさせていただいたとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  いやいや、何も説明されてないんで、どういうふうな規模でとか、どういうようなことをしてほしいかというのを具体的に要望されてるんであればそれをお聞かせ願いたいということで、市長は何も言われてませんけど。(「いろいろ交渉の中で聞いとる部分があるやろ」と呼ぶ者あり) ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  済みません、失礼します。一応、自分の方からは地域の中でゲートボール場とか、あるいはニュースポーツを含めまして、スポーツをできる運動公園もあわせて設置をいただきたいというふうなご要望も賜っているところでございまして、今現在のしらさぎの公園を拡張いたしまして、今言った防災機能も含めまして、運動公園をさせていただくということで、知事からは、先ほど言いましたようにゲートボールとかそういったものの設置を要望していただいたとこでございます。 ○議長(坂井 悟君)  都市計画課長。             (建設部参事都市計画課長 田中政則君登壇) ○建設部参事都市計画課長(田中政則君)  失礼します。都市課の田中でございます。  この要望事項等につきましては、各地域の方へいろいろ懇談会等で回られてる中で要望が上がってきてるということでございまして、またこのスポーツの内容につきましても、スポーツ振興の方へ上がってきておりますので、その分につきましてはスポーツ教育委員会の方でご報告させていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  教育部長。             (教育部長 松永彰生君登壇) ○教育部長(松永彰生君)  運動公園の各施設の要望の関係で、教育委員会からお答えさせていただきたいと思います。  屋内ゲートボール場の整備につきましては、旧上野市ほか4カ町村環境衛生組合が昭和57年の3月に整備しまして清掃工場の立地にかかりまして、地元合意を得る条件というようなことで屋内ゲートボール場の整備いうのが出されました。当時の上野市議会、あるいは関係地区の懇談会、上野市のゲートボール協会等で焼却施設の撤去後に整備するという要望がなされておりました。あわせまして、ターゲットバードゴルフ場、グラウンドゴルフ場につきましても公式大会ができる専用施設の整備がそれぞれの協会の方から要望がなされております。以上でございます。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  今、53年1月の要望というお話が出ましたね、53年1月からということですね、57年。(「要望じゃない、整備した」と呼ぶ者あり)整備した。 ○議長(坂井 悟君)  教育部長。 ○教育部長(松永彰生君)  済みません。昭和57年3月に整備をした清掃工場ということでお答え申し上げました。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  地区要望というのは本当に大事やと僕、思います。迷惑施設というか、やっぱり皆さんのご理解を求めてやっていかなあかんのは重々承知で、私も青山におりますけども伊賀南部の清掃工場がございます、それでいろんな施設もそのときに当然やっていただいたんですけど、本当に地域のための要望と合ってんのかどうかというのは精査したいんですね、ここが一番肝心で、やっぱり青山の場合にもグラウンドゴルフつくっていただいて本当に山の上で、冬は吹きさらしの中でやるわけですけども、トイレもなかなかないとか、やっぱり本当に市民の方が使いやすいものになってんのかというのはクエスチョンがつくわけですよね、要望いうのはやっぱり僕は直近のところでしっかり聞いていただいた結果が、この19年から始まってるのがどういうふうに要望が取り込まれているのかな、また、こんだけの規模になるって思ってはったのかなと、その地域の方が。その辺がちょっと私も本当にこの件については全く、資料はこの1枚のペーパーでもらってますんで中身がわかってない、その辺、地区要望というのはもう重々認識してます。その部分を認識しとって今現実にその辺とずれがあるのかないのかをちょっと問いたいのですけど。いつの時期に今の要望をもう一回再チェック、精査されてます。
    ○議長(坂井 悟君)  スポーツ振興課長。             (教育委員会事務局参事兼スポーツ振興課長 松浦正光君登壇) ○教育委員会事務局参事兼スポーツ振興課長(松浦正光君)  当初57年の当時に清掃工場を設置する際に、地元からのいろんな要望の中でそうしたゲートボール場の整備というのが出てきたわけでございますが、当時はまだゲートボールも普及してる段階でございまして、大変人口も多いという中でございました。  そうした中で強い設置というのがうたわれておったわけでございますが、18年に再度この計画が出ましたときに、ゲートボール協会の役員さん、そしてまたグラウンドゴルフ協会の役員さん、ターゲットバードの役員さん等の要望に基づきまして、どういった広さの規模がいいかというのも検討もいただきまして、その結果こういった計画にさせていただいたという経緯がございます。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  ありがとうございます。18年に一応この最終計画がつくる前に要望はきちっと確認されて、その部分がちゃんと資料として残ってるいうことですね。またそれは情報公開とかさせてもらってもいいんですよね、ちゃんと精査されてますよということは間違いないですね。 ○議長(坂井 悟君)  答弁お願いいたします。  スポーツ振興課長。 ○教育委員会事務局参事兼スポーツ振興課長(松浦正光君)  書面的な要望書の件でございますけども、私も先般少し調査をさせていただきまして、当時の環境衛生組合、そしてまた市なりそうした教育委員会なりへ要望は出されてるんじゃないかという形で、私もずっとさかのぼって調査をさせていただいたんですけども、ちょっと書面的には見当たりませんでした。ただ、そうした要望というのは古くから地区として後の利用について、特に福祉という部分で高齢者の生涯スポーツという観念からも、ひとつ整備をしていただきたいというのが当時の地域の要望でございまして、そのスポーツ施設も含めましてしらさぎ公園を整備するという形で、地域としては了解をしてたように伺っております。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  私も初めてしらさぎ公園の今の公園に行かさせてもらいました。そのときはやっぱり家族連れの方が子供さんを連れて、本当に楽しく遊んでおられました。本当にいい場所やなと僕自身思います。ああいうところというのはいいんですけども、やっぱり今申し上げたように、要望書がどの時点でつくられて、それに応じた計画がなされていくっていうのが行政としての役目じゃないんですかね。僕自身は当初の計画からやっぱり変わっていってると思うんですよ、時代もね、また人気も変わってくる。その中で住民の要望書が出てるんである、僕、当然あると思います。ただ、やっぱりきちっとしたものを残していき、またそれを可能にするのが行政やと僕自身思うんですよ。  しっかりその辺でこれ、出してきはるわけですやんか、予算として。やっぱりその部分というのは検証されてるというのは、当たり前のように検証してるんやろなっていうことで進めていってしまう。だけど、それは書面ないんですよって、ほんならだれが言ったのっていうのは何も残らないんですよね。特にターゲットバードゴルフですか、今やってはる人いてはりますのん。失礼な話やけど、実際にどれぐらいの規模でやっておられてっていうのをほんまに本来は検証されて、その辺が今必要なんだ、こんだけの競技人口もいらっしゃいますよ、また新しいものを普及させていきたいんですよということを今、掲げられているわけやから、その辺やっぱり今度の予算委員会等々に、僕も予算委員会のときに質問しますけど、その辺はきちっと整備したものを出してほしいなと思います。その点についてはこの辺でとめておきまして。  続いて、やっぱり取得価格の件というのはみんなちょっと高いんじゃないかなというのは基本的には考えてます。ただ、当然当たり前のように売り手と買い手があるわけやし、それぞれの諸事情もあるんで、基本的にはその価格差はあってしかるべきやと僕自身は思っています。ただ、その算定の基準というのは当然あらなければいけないと思いますけども、取得価格の決定の基準は何ですかね、教えていただけますか。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  今の議員のお手元にお持ちの資料の中に、たしかそれが19年度に全懇の懇談会、あるいは全員協議会のときの資料ということでお渡ししてございます。その中に用地取得費4億円ということで書かせていただいてございます。これにつきましては、近隣の市が事業として実施しております用地取得単価、これは鑑定単価でございますが、それを参考にさせていただいて、概算で金額として算出したところでございまして、この公園でございますが防災機能も兼ねておるんですが、山林及び原野ふえまして、約5ヘクタールございます。平均単価は8,000円掛けまして4億円ということで算出したとこでございまして、これにつきましては予算の枠でということの中で算出させていただきましたのでご理解をいただきたいなと。なお、参考単価の情報公開もあったように聞かせていただいておりますが、事業の期間中でございまして公表しておりませんので、ご理解を賜りたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  取得価格の算定の基準ですけども、やっぱり本来公示価格っていうのがありますよね、今回先行取得という形で伊賀市土地開発公社が取得する云々というのもちょっと聞かさせていただきました。僕、当然、土地開発公社の取得価格いうのは何で計上するんやいうのは、ここに土地開発公社の定款例規がありますよね、この中に取得価格って第4条に載ってますよね。土地の取得価格は地価公示法第6条の規定による公示価格を基準とするとここへ載ってますよ。当然、理事長さんご存じやと思いますけども、それを考えますとやっぱり公示価格いうのは不動産鑑定士等々の鑑定評価があると、実際ちょっと不動産鑑定評価って1回やってもらうのにどれぐらい金額かかりますか、ちょっと教えてもらえます。今回もやっておられるんですよね。 ○議長(坂井 悟君)  都市計画課長。 ○建設部参事都市計画課長(田中政則君)  失礼します。一応、今回の場合も2カ所鑑定をしております。それで予算時より設計額でいきますと60万から80万程度なんですけども、そうした中から競争入札入りますので安価な金額でできます。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  60万から80万がかかると、広いから2カ所してもらって60万から80万いうことですね。それは1人の不動産鑑定士さんに頼むわけですよね、基本的には。  これね、僕も公示価格ってどうやって決めるんやっていうのを国土交通省の中のホームページで公示価格ってどういうことや、皆さん見れますから見ていただいたら結構なんですけども、公示価格、これは不動産鑑定士が2人がそれぞれ時、場所を変えてやっていくという方法らしいです。それで公平を期するっていうことなんですよね、ほんでそれを基づいてその部分を実際の評価価格にするのが公示価格ですよと、したら信頼できるということに一応なってるわけですわね。だからやっぱりその分についてはこの4億円という莫大な金額であります、正直言うてね。やっぱりその辺の部分いうのは僕も何千万もかかるんやったらそれはやめときなさいっていう話になるんやけども、実際に公平性を期す、特にこの不動産鑑定評価を、言うたら情報公開してくださいって言うたら、今おっしゃられたように、時期早々というお話で言っていただいてるんで、それは当然それぞれの立場もございますから、ただ、議会に諮ってくるっていうことになったら計算根拠いうのは当たり前のように示さなあきませんよね、それが今言われたように、何年前かわからへんけど8,000円の部分が生きてますよね。(発言する者あり)その部分いうのは生きてますよね。だけど実際に鑑定もされてるわけやから、だけどそれがいいのか悪いのかいうのは、今申し上げたように公示価格に類推するものということであれば、当然、公示価格の場所がずれてるかもわかりませんので、実際に新しいところで調べてもらうんやったら別々の人っていうのは必要じゃないかと僕、思ってるわけです。だからその辺、鑑定評価をもう一回、もう1人でもかけはることは考えておられますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  鑑定評価のお話いただいてます。20年度、鑑定評価を2社とりました。しかしながら、国の事業も認可され、予算も計上いただいて進めておる事業でございますが、2社の鑑定評価に対して交渉が成立しないという状況でございましたので、国の方の補助を辞退して事業を送ったということでございますが、いろんな経済状況やら社会状況の変化の中で21年度の鑑定の数字も参考に、3つの鑑定材料をもとにお話し合いをさせていただく中で一定の理解が得られるという見通しが立ちましたので、今回22年度の予算でお願いをさせていただいておるというのが現状でございます。 ○議長(坂井 悟君)  中谷一彦君。 ○6番(中谷一彦君)  もう時間もなくなりそうなんで。本当にもう一回、金額が大きいんで、やっぱり公平公正な立場で示していただけるようお願いします。また予算委員会のときにこれについてまた質問させてもらうことになると思いますけども、ちょっとほかの案件もちょっと時間、僕の配分間違ってまして申しわけないです。次回の方に回させてもらいますんで、本当にきょうは自分自身、医療のことと、やっぱり市民のためになるものをやっていただきたいいうのが今回の要望です。また市民の声をしっかり聞いていただきたい、今現実の市民の声を酌み取った上で行政がやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。ありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって中谷一彦君の質問を終了いたします。  続いて、質問順位第6番 前田孝也君の質問を許可します。  前田孝也君。             (16番 前田孝也君登壇) ○16番(前田孝也君)  16番、親和クラブ、前田でございます。本日朝、車で出かけ際にラジオのスイッチを入れますと、会うは別れの始まりなりと、こういう言葉を繰り返しアナウンスされておりました。3月のこの季節柄、最もふさわしい言葉の一つだなと、こういう思いの中でこの本議会へ車を飛ばしてきたところでございます。この議会を最後に40有余名の方が退職をされると、こういう話も聞かせていただく中で、長きにわたり本当にご苦労さまでございます。今後は行政人として、また職員の羽を外した立場の中でご指導、いろんな形でご意見を賜りたくお願いを申し上げておく次第でございます。  3月議会につきましては会派代表者質問、これと一般質問という2通りのやり方がございます。あえて会派代表者質問を外して一般質問に臨む、こういう形をとらせていただきました。これはもちろんしらさぎの問題、これが一般質問の中での形式が一番しやすいだろうと、こういう判断のもとでございますけれども、決して親和クラブにおきまして施政方針とか財政、教育の問題についておろそかに考えてるっていうことではございませんので、どうぞその点をご承知いただきたいと、このように思います。  それでは、本題の質問に入らせていただきます。このしらさぎ運動公園につきましては、先ほどもそうでございますけれども、一般質問の中でるるいろんなことを質問しております。重複する部分については極力避けていきたい、こういうように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  しらさぎ運動公園は伊賀市都市計画に基づきまして、平成20年、実質は19年度から話は聞いておったわけなんですけれども、全懇の中等において説明がございました。平成20年8月に基幹公園・運動公園、そして防災拠点施設を含めた都市計画決定、こういうものも既にもう決議を議会の方も一定の内容ではお示しをさせていただいておるところもございます。用地の取得5ヘクタール、既存のヘクタールが3ヘクタールで8ヘクタールの計画ですね、それから事業費、総工事として17億と実に大がかりでございます。クリーンセンター土地と公園を拡張する大々的な整備計画になろうかと、こういう内容でございます。この行政事業を立案、企画、推進していくには市民の合意と参画が必要不可欠であると、こういうことを確信をいたしまして、このことが伊賀市議会基本条例に定義をされておること、こういった見地からも質問をしてまいりたいと、こういうように思います。  まず、伊賀市議会基本条例第9条からお尋ねをしていきたい、こういうふうに考えております。当初、原点に戻るんだと、こういった意味合いを含めまして伊賀市基本条例第9条を再確認したいと、こういうふうに思いまして、第9条のご説明をお願いしたいと、こういうように思います。議会は市長が提案する重要なことについて議会審議における論点情報を形成し、その政策水準を高めることに資するために、市長に対し次に掲げることについて明らかにするよう求めるものとすると記載されており、また制定されております。伊賀市運動公園に関することはこの9条の中の7項目のうちの4つ入っておりました。その中でさきの質問におきまして政策の発生源とかそういったことにつきましてはもう答弁はいただいておるもんで結構でございます。2、4、7項目について、2につきましては、提案に至るまでの経緯について説明をいただきたいと。それから4項目の市民参加の実施と有無、内容について再度説明をいただきたいと、こういうように思います。そして7項目でございます、将来にわたるコスト計算、これをどのようにされているのか、この基本条例9条の中を照らし合わせてどうぞ説明をいただきますようお願いいたします。  以後は自席の方から質問をしてまいりたいと、こういうように思いますので、ご答弁のほどをどうぞよろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  答弁お願いいたします。  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  今、議員から第9条に係りますところの3つのご質問をいただきました。提案に至るまでの経緯でございます。  これにつきましては、平成18年度しらさぎクリーンセンター解体撤去に当たりまして、地元関係地域との協議等を十分考慮しまして、この跡地をどのように利活用するかということにつきまして企画振興部が中心となりまして、関係各部と調整をしてまいったところでございまして、その結果、生活環境部が所管をいたしますストックヤードの建設、またしらさぎクリーンセンター事務所の管理棟をシルバー人材センターワークプラザとして利用することとし、さらに市民要望の高いニュースポーツに対応する運動施設と、それから喫緊の課題であります防災機能をあわせ持つ運動公園の整備をすることといたしました。  また、市民参加の実施の有無とその内容につきましては、当運動公園の整備計画の具体化に伴いまして、関係する理事会及び自治連合会への説明も行ってまいったとこでございます。また市民の代表であります議会の皆さん方には、平成19年度において議員懇談会、議員全員懇談会、議員全員協議会においてご説明を行ってまいったとこでございます。その後、平成20年8月の都市計画決定に伴いまして、住民から案に対する意見を求めました2週間の縦覧を行いまして都市計画審議会で審議し、決定を行っていただいたところでございます。  将来にわたるコスト計算につきましては、現計画でのランニングコスト、維持管理費は土地計画課が所管しております公園施設の維持管理経費から1ヘクタール当たりの年間維持管理経費を算出いたしまして、年間約1,200万円としているところでございます。ご理解賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  提案に至るまでの経緯にまずついてなんですけれども、少し質問する方法が間違ったかなというような、こんな思いで聞いております。というのは、私の質問自体も適切なところがなかったかもわからないんですけども、私がお聞きしたいのは提案に至るまでの経緯の中、これは先ほどの中に、19年度に説明会を議会の方にもしたとか、そういったことではなくって、例えばこの計画をするのに企画があり財政が絡んでおります、市民の参画が絡んでいます、危機管理課っていうこういう部署も絡んでこようかと思います。こういったシステムの体系というものをどのように協議をされ提案に至る経緯としてきたのか、ここらあたりをお尋ねしたいんです。  それからもう一つあわせて、将来にわたるコスト計算についても説明をいただきました。年間1,200万と、こういう中で4項目に上がっております市民参加の実施の有無と内容、この分について説明がなかったかなと、こういうように思うんですけれども、もう一度ちょっとそこらあたり、私の聞き漏らしもあろうかと思いますので、それをあわせてご説明のほどお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  都市計画課長。             (建設部参事都市計画課長 田中政則君登壇) ○建設部参事都市計画課長(田中政則君)  まず、市民参加の実施の有無についてでございますけども、それにつきましては、先ほど部長の方から答弁させていただきましたように、この計画の具体化になりまして関係する自治会、それから自治連合会等へご説明をさせていただいております。またその後、市民の皆様方にこの事業を進めるにつきましては都市計画決定という決定がございます、それにつきまして広報等で縦覧期間のお知らせをさせていただきまして、2週間を縦覧期間といたしまして関係案を市民の皆様方に縦覧させていただいて、公表してるところでございまして、それにつきましてもご意見等いただいておらないわけでございます。  また、コストにつきましては、先ほど部長の方がご答弁させていただきましたように、今、当課が管理しております公園の維持管理費から算出してるところでございます。  それから、今回のこの運動公園の経緯につきましての中で、庁内としまして横断的に議論をさせていただきまして、先ほどの答弁の中で触れましたように企画を中心としまして関係部署、財政含めまして危機管理等を含めた中で、この中にどういう施設の内容が欲しいかというものをいろいろ議論をしまして、今回の計画しております施設の概要にまとまったというところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  私、年間の維持管理費について重箱の隅をつつくような思いでこんなこと言いたくはないんですけど、維持管理費なんか出るわけないじゃないですか。建物の経費、要は建物の位置も、建物もどんなものができるということも決まらないのに、どうして維持管理費が捻出できるんですか。  それと、自治連合会並びに市民に説明をしたという、こういう内容が今、報告、またご答弁として上がってまいりました。タウンミーティングっていつどういう質疑があってどういうふうにお返しをしたんですか、ぜひ聞かせてください。説明会において、その質疑に対してどういう対応をしたのか、実は私たちも、私たちって言ったら弊害もあろうかと思いますが、私も随分足を運んで地域の方々にどういう説明会があったんですかということをお聞きして回ったんです。その中では1回説明がありましたという方もおりました。その質疑の中身については除草剤の問題、それから隧道の問題、屋内ゲートボールの問題、駐車場が分かれているっていうことに対して質問をしましたとか、そういったことも随分聞かせていただいております。そういった中でどのようにその質疑をお返ししたのか、ここらあたりちょっと聞かせてください。 ○議長(坂井 悟君)  答弁お願いいたします。  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  友生区長会、今1回とおっしゃいましたですが、3回、あるいは4回ほど出向いてますし、あるいは地域から要望いただいてます項目も、先ほど議員おっしゃっていただきましたけども、一応9項目ほど要望いただきまして、その中で当然事業を実施していく中で対応を即できる分とか、あるいは長期にわたってする分とかいろいろございますので、協議を進めながら現在に至っているところがございまして、当然、即、言いましたように回答できるものもあるんですが、なかなかすぐできない部分もございますので、これにつきましては引き続いて今現在、地元と協議をしているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  それぞれのやっぱり事情というもんもあり、それは一定の理解はいたします。理解はするんですけど、3回から4回出向いたとか、一方では住民側はそんなもん聞いてないとか、それからこの説明会をこれだけ開いたっていうことを先ほどから言われておりますけど、片一方では全然そんなんっていうこういう状況のもの、こういったものがなぜ起こると思いますか、なぜこんなことが起こるんでしょうか、住民のためにやってるのに住民が知らんなんて、おかしいじゃないですか。私ね、味岡さん前におられますんでこんなこと言いたくはないけども言わせてもらいますけど、上野南中学のとき候補地の選定というものをやりました、これはもう反対というんかむしろ旗も相当上がりました。その中で教育委員会の私は学習をさせてもろうたと、こういうふうに思ってるんですけれども、1年に1回区長さんや役員はかわるんです、かわるっていうことは1回説明しても次の年はだれも知らないというのは、これはるるあることなんです。南中学の場合も同意と参画をとるまでに教育委員会は同じことを何度も何度も繰り返してましたよ、それはやっぱり都市計画がそれぞれに各セクションあろうかと思いますけども、昼間は仕事をし、夜説明会を回る、これはもう大変なことだと思います。私はこの7地区の参画を求めるまでに教育委員会がやってきた姿というのを見ております。これを都市計画でやってくださいとは申しません、だけどもこれだけ格差があるんですから、これはやっぱり問題じゃないでしょうか。住民の参加っていうのは置き去りにされていませんか、第一に計画が進んでいませんか、この運動公園はだれが使うんですか。十分な協議をしてください、それをお願いしたいと思います。それから、もう時間がないもんですから、きょうはお尋ねしたいことがいっぱいございます。そういう中で時間をはかりながらやっていきたいと、こういうように思う中で、またこの分については予算の中でも意見を言わさせていただきたいと、こういうように思います。  2つ目の、伊賀市自治基本条例6、7、8条についてお尋ねをしていきたいと、こういうように思います。  第6条、情報共有の原則というのがうたわれております。市は市民みずからが考え行動するという自治の理念を実現するため、姿勢全般にわたる情報を速やかに市民と共有することに努めなければならないと。そして7条の題目によりますと、途中省きますけども、市民は市に対して、その有している情報の提供を要求し習得する権利を持つと、こういうことがうたわれております。第8条、市は市民に対し姿勢に関する意思決定過程の情報を明らかにすると、こういうことがうたわれております。  そこで質問をさせていただきたいと、このように思うんですけれども、平成22年1月の15日付によりまして土地鑑定の情報公開請求を申しましたが棄却されました、よって1月の26日付の不服申し立て申請をいたしたところでございます。情報公開の目的である市民の知る権利保障と市の諸活動を市民に説明する責任、こうした公正で民主的な市政の見地、こういったものからお尋ねをしていきたい、こういうように考える次第でございますけれども。  まず広聴広報からお手紙をいただきました、これについては条例7条の2項、個人に関する情報について特定の個人が識別され得る可能性がある、だから土地の鑑定については情報公開をいたしませんと、こういう内容でございました。これについても条例の中にうたわれてる中でやってることですので、ある程度の一定の理解はするものの、個人の識別できるような可能性の情報漏えい、これって一体何なんでしょうか。  ここに今までの情報公開の一つのパターンのものがございます。黒く塗りつぶしています。情報の漏れる可能性のあるところはこうして黒く塗りつぶすことによって個人情報を漏れなくする方法とか、やり方は何ぼでもあるはずなんです。ところがこの案件につきましては何人かが情報公開を求めてるのに対して、ことごとくけられている。  この内容についてもう一度説明いただきたいと、このように思います。
    ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  自治基本条例の第7条第2項についてでございますが、伊賀市の情報公開審査会に諮問をいたしまして答申をいただきました。その内容につきまして再度ご報告をさせていただきたいと思います。内容につきましては、本件対象文書は私有地の鑑定評価に係るものでございまして、識別性を有することから、少なくとも事業用地取得に係る交渉が未成立の時点においては、条例によって保護されるべき個人に関する情報に該当するものと判断され非公開との答申を受けております。なお、市との間で交渉ないし売買契約が成立するに至った段階においては、市が取得価格を決定する際の参考資料となる土地の鑑定評価に係る情報は純粋な個人に関する情報であるとは言えず、むしろ用地取得事務の透明性の観点から公表されるべき情報と判断をしております。  今回、ご質問の件につきましては現在交渉中でございますので、鑑定評価書の公開をすることが時点は評価をした時点の所有者と用地交渉が成立をした時点と考えておりますので、交渉ないし売買契約が成立した時点において当該箇所に係る鑑定評価書は公開すべきであると考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  ただいまの説明によりますと土地の価格が交渉中であるから、だから情報公開をしませんと、こういうふうなご答弁であったように感じております。これっていかがなもんでしょうかね。先ほど申し上げたように、私たちだってこれはやはり手法を変えて情報が漏れないように必要なところを削除してでも結構ですので単価は示してくださいと、こういうように申し上げてるんですよ。何にもすべてを出してくださいなんて言ってるわけじゃないんですよ。私も買い物をします、例えば家内と電気製品を買いに行きます、家内が、この冷蔵庫10万するんやけどお父さん、この10万って価格、正規な値段かちょっとチェックしてと、こういうふうな申し出があるときに、これは皆さん、みんな体験してることだと思うんですけども、冷蔵庫が何ぼするのか単価がわからないのに、これが高いのか低いのかってチェックなんかできないじゃないですか、議会と行政のかかわり方も同じだと思います。行政の方で立案をし何かを所得しなければいけない、このときに私たちはチェック機構としてこれが適正価格かどうかっていうものを、これをチェックしなければいけない、チェックするに至りまして提示してる金額が、売り主さんや地権者の方々が、またはその電気製品の方々がサービス精神を持って、ああ安くしてくれてるんだ、いや違うよ、これは全然違う価格じゃないかと交渉中、だから非公開にするというのはいかがなもんかと思います。というのは、契約が済んだら、高いからこれはやんぺっということを私たち言えるんですか、これは契約不履行になり、買い手のお客さんに対しても失礼になりませんか。  だから一定の必要最小限の単価は鑑定によるもの、きちんとしたものを提示してくださいと、私たちはチェック機構の一環としてこれをすることがどうしても必要不可欠なんですよ。この3月議会に予算が上がってきます、これが本当に適正価格かというものを私たちは判断しようがないじゃないですか。これは時間が何ぼあっても並行線、要はそのグレーゾーンの部分をきちんと精査してください。時間がありませんので次に行きます。  3つ目の、伊賀市財政と、その公園の考え方について意見をし、質問をしていきたいというふうに考えております。  現在、伊賀市の財政は非常に厳しい状況にございます。緊急に財政の立て直しを事業計画に盛り込み再検討しなければいけない、こんな状態の局面にあることを、まず状況をご理解いただきたいと、こういうように思うわけなんですけれども。平成20年度財政力指数0.725、三重県の29の市町村の中で25位の位置におります。非常に厳しい状況ですよね。経常収支比率94.2パーセント、これも20年度の調べなんですけども、三重県の中では14位でございます。実質公債費率16.5パーセント、三重県29の市町村の中で27位に今おります。ほとんど後ろもないという状況ですよね。そして起債制限比率12.9パーセントっていうのは、この数字を見ただけではぴんとこないかもしれないんですけども、何と29市町村の中の28位です。後ろから2番目でございます。市長、ブービー賞をねらってるわけでも何でもないんですよね、28位です。こういう状況の中で運動公園の整備計画というものが今、現状にあるということをまず頭に入れていただきたいというように思います。  しらさぎ運動公園の整備事業につきましては、平成20年度、これは19年度から説明は実施してはございました、形をあらわしたのは20年度じゃなかったかなと思うんですけれども、都市計画からの説明を受けております。そうした中で次の4項目についてわかりやすい明快なご答弁をお願いしたいと、こういうように思います。  その1つ、なぜ南側の土地なのか、緊急ヘリ発着時の農業高校跡地、これは昨年の10月、11月の中で伊賀市さんと名張市さんでヘリの発着地なんですけど、これをどこが適切かという形の中で競い、伊賀市が決まりました農業高校跡地でございます。  この農業高校跡地の南側、要はこれから屋内ゲートボール場をつくるとか、そういったところに持ってくるっていうなら、これなら動線計画で私も非常に相当考えてくれたなと、こういうふうにして賛成をさせていただくんですけれども、よくわからない。  その南側、山に等高線になって、確かに20メーターの高低差があります、隧道管が走っています、こういうものをすべて知っております。知ってるけれどもなぜあのあたりを検討しなかったのか、ありきでこの事業は進んでいませんかということを申し上げたいところでもございますけど、そんなことは申しません、訂正します。そういう中でなぜ農業高校の跡地、この分が検討に入らなかったのかをぜひお答えいただきたいと、こういうように思います。  2つ目に、なぜ5ヘクタールなのかというのをお聞かせいただきたいと思います。  確かに現在3ヘクタールの既存地がございます。これから新たに買おうとしてるのが5ヘクタール、8ヘクタールになるわけですね。その8ヘクタールの住民面積っていうのはどういうふうにされて、どういう形でこの8ヘクタールというものを方向づけているのか、この算定方法を少し教えてください。以上、まず当初この2点について、ぜひご答弁をお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  しらさぎ運動公園につきまして、いろいろ議員の方からお話をいただいております。  このことについては、先ほどからもお話をいただいておりますが、平成20年に防災公園として整備をすると、都市計画決定を打って国に方にこの公園事業として申請をするということで予算も見て申請をしてきたわけです。そのときには、今おっしゃってる8ヘクタールと、それから農業高校のグラウンドも少し飛んでおりますけどもヘリポートということで、それも含んで10ヘクの事業でないとこの防災公園事業には該当しないということで、その時点で伊賀市としての判断をして防災公園としての認可をいただいて、21年度に予算計上をさせていただいたという事業でございまして、したがって、本当でしたらもう21年度の国の補助を受けた予算が動いとるわけですけれども、最終的には用地の交渉ができなかったので21年度は1年ずれましたと、用地の見通しが立ちましたので22年度に予算計上をさせていただきますと、こういう事業であることも一定ご理解をいただいておきたいと思います。  それから、先ほどから伊賀市の財政事情について大変厳しい状況やということをご指摘をいただきました。後ほどまた全懇をお願いさせていただいて、伊賀市の22年度以降、特例の優遇の期限が切れる26年度以降までの伊賀市の財政状況につきましていろいろ精査いたしておりますので、その辺の数字につきましてもお示しをさせていただいて、しっかりプライマリーバランスをとりながら財政運営に努めてまいりたいと思いますので、どうぞひとつご理解をいただきたいと存じます。 ○16番(前田孝也君)  面積の根拠と、もう一つ、農業高校跡地の問題、なぜその農業高校の跡の南側の方に検討しなかったのか、ここらあたりについて2点抜けています。 ○議長(坂井 悟君)  面積については今、市長が……。  はい。 ○16番(前田孝也君)  ただいま面積については10ヘクタールで公園法の、国の国庫事業をとるためであると、こういうふうな大まかなことは説明いただいておるんですけれども、私もそれなりに公園法というものを読んできております。その中で1人当たり5平米あればいい、そうすると2キロ四方をこれは拠点としておりますので、算定方法として大体1万人を換算しています。1万人掛けるの5平米としたならば、これは私個人の算定方法に基づいてやっただけのことなんですけども、5ヘクタールで8ヘクタールに対してはおつりが来ます、こういった中でどういう算定方法に基づいたのかと、こういうことを少しお聞かせいただきたいというふうに思っております。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  済みません。まず、南側の再度の質問でございます。これにつきましては、農業高校のグラウンドは公園の隣接した位置にございまして、この場所も一応、緊急時のヘリポートとして活用を図っていくものでございまして、南側の検討については民間の運送会社がございまして、また水道施設の配水池及び電力供給の鉄塔などの施設がございまして、土地も高低差が大きく造成費に多額の経費が必要ということから、現計画地が最良と判断をしたところでございます。  面積でございますが、今、全体面積が・・・で一応10ヘクタールということの中で、現在計画しておりますのは約8ヘクタールでございます。これにつきましては、まず、先ほど議員おっしゃっていただきましたように、防災の機能も有してございまして、この芝生、これにつきましては一応、先ほどございましたように、大体500人規模の単位の自衛隊が来られるということの中で、まずは1人当たりの面積が40平米ということでございますので、まず約2ヘクタールが必要となります。  次に、先ほど言っていただきましたけども、避難の範囲が2キロ範囲ということの中で約1万人の避難場所ということになりまして、この1人当たりの面積が1から2平米になってございまして、平均1.5平米が1万人でございますので、約1.5ヘクタールが必要となってまいります。その他で、ターゲットバードゴルフで1.4ヘクタール、あるいはグラウンドゴルフで0.5ヘクタール、合わせまして約1.88ヘクタールの面積が必要となってまいります。あと、ゲートボール場とかいろんな分の面積合わせまして約8ヘクタールということになりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  私、足し算あんまり得意じゃないんですけども、市長が10ヘクタールでなかったらあかんというこういう答弁の中で、今部長、8ヘクタールっていうふうに言われましたよね。それともう一つ教えてほしいんですけども、人口1万人を想定してると、こういうふうなお話が今先ほどありました。この1万人って、2キロ円をかいたときに、当然私たちも地図で確認しております。ゆめが丘の人口の密度の部分、これの3分の1の2キロの圏内っていうものをしらさぎの方に無理にひっつけて、1万人という想定してませんか。森林公園があるじゃないですか。あそこを拠点施設にすれば、別にそのゆめが丘の今換算してる円の2キロっていうのは省かれる。要は、土地を買う必要ないんと違いますか。そこらあたりについてちょっと質疑をさせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  10ヘクタールということでございますが、おおむね8ヘクタールで事業認可をいただいてますので……(発言する者あり)逆さまです。おおむね10ヘクタールということで、あとのあれはそれで、8.8ヘクタールで今事業認可賜ってますので、ご理解を賜りたいと思います。  2キロ圏内の人口でございますが、今現在想定しておりますのは、下友生から緑ケ丘の含めまして……(「これも数字合わへんな」と呼ぶ者あり)1万人ということで今思ってるんですが、その中の工場の従業員も入っておりますので、合わせまして約1万人ということで算定をしておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  質問と答弁の方がちょっとかけすぎがありますので、時間がないもんですから、もっと明確にお願いしたい。私が聞いてるのは、ゆめが丘の3分の1が換算されていませんか、森林公園があるじゃないですか、あそこを整備したら安う上がるんじゃないですかと、こういうふうな質問をしてるわけですので、その方向でご答弁の方もお願いしたい。  それともう一つ、しらさぎ運動公園の動線計画についてお尋ねをしておきたいと思います。私どもは、12月のたしか16日だったと思うんですけれども、全協の中でこのしらさぎの内容を都市計画課の方から説明をいただきました。このときの説明の資料っていうのはまだここにあるわけなんですけども、こういうものをいただきました。この中で、るるいろんなことが書いてあるわけで、これも何度も読んだんですけども、この最後のページを見たときに、2週間ぐらい前じゃなかったかなと思うんですけれども、都計審の方へ行って、この図面があるんならば動線計画があるはずだと、この動線計画単独なものは一体どうなってるのと、なぜこれに添付されてないのと、こういう話をさせていただきました。そんな中で、避難時の動線計画ちゃんとあるんですよね。これっていつできたんですか。このできた期日をちょっと教えてください。 ○議長(坂井 悟君)  都市計画課長。 ○建設部参事都市計画課長(田中政則君)  その動線計画につきましては、平成18年度の発注の基本計画の策定で、平成19年の秋ごろに基本計画策定できました。そのときの実績の内容でございます。よろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  先ほど答弁漏れということでご指摘いただきました。森林公園の目的に照らし合わせて、これを防災公園ということに変更はできませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  もう変更はできないと、こういうことですんで、なぜできないかということについてはまた、これは細かいことになりますので、所管事項の方でお聞かせいただきたいと、こういうように思いますので、どうぞよろしくお願いします。  この運動公園の動線計画に戻らせていただきます。これほど重要な書類っていうものが提示をされております、26日の日に。この1冊とこれって重要さは一緒なんですよね。これも非常に重要なもんなんです。災害時の拠点施設というふうに考えたおきに、この動線計画がなければこれなんて成り立たないわけなんですわ。これほど重要なものを議会になぜお示しをしなかったんですか。議会軽視じゃないですか。この説明っていうものをなぜしてくれなかったんでしょうか。 ○議長(坂井 悟君)  答弁お願いいたします。  都市計画課長。 ○建設部参事都市計画課長(田中政則君)  失礼します。当時、この事業計画を進めるにつきましては、具体化の・・・・につきまして、当時の都市計画決定等を進めるにつきましては、まずエリア、それから基本的な考え方の中でどのような土地利用を図るか、それにつきまして施設の配置等を議会の皆様方にご説明をさせていただきました。その動線計画につきましては、そのエリアの中の災害時等の動線でございまして、今回その公園事業を実施するにつきましては、公園施設の概要をご報告させていただいたということでご理解賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  いや、そんなこと言われますけど、この公園っていうのは、運動公園、要は防災公園になってるじゃないですか。拠点施設になってるじゃないですか。その中で災害時の動線計画説明しないなんていうのは、こんな、おかしいじゃないですか。違いますか。これはしらさぎ運動公園の動線計画図っていうように書いてありますけども、防災計画の拠点施設の動きを示す動線計画、重要な課題じゃないですか。全然考え方違いますよ、それ。私は、このしらさぎのクリーンセンターについては19年度から説明会、要は都市計画課のご説明をいただいております。そういった中では、やむを得ないなというふうに考えていました。それで、賛成をしてまいりました。というのは、しらさぎクリーンセンターという、要はごみ処理場、これを地域の方々が大変なご迷惑をおかけをし、今日に至っています。こういった中では、やっぱりクリーンセンターを今度は廃墟にしたならば、これを還元する、こういった意味合いも含めまして、この公園っていうものは必要だなと、こういうふうに考えている次第で、これまでの説明会についてはすべて賛成の方向の意見というものを申し上げてきた次第でございます。ところが、こうして情報公開その一つ、動線計画の図も一つ、9条の住民参画もそうです。非常にグレーゾーンが多い。ぜひ、私たちは何も反対してるわけでも何でもないんですよ。何でそんなに隠さなきゃいけないの。こんな思いが非常にしてる、これ。個人的に、いや、隠されてるって思いが強いかもしれない。これは私の個人的なものかもしれない。でも、余りにも多いじゃないですか、財政の厳しい折に。しかし、しらさぎクリーンセンターの周辺の地域の方々が少しでも歓迎できるならば、それならば賛成やと、こういう形で私は手を挙げてまいりました。ところがその住民の参画も、教育委員会を引き出しにするわけじゃないんですけれども、なってないじゃないですか。だれのための公園ですか。  最後に、土地の鑑定について質問をさせていただきたいと思います。土地の鑑定につきましては、先ほど同僚議員の方からもご質問がございました。そういった中で重複する部分、そういうものは少し避けようと、こういうように思うんですけども、ただ、一つよくわかりにくいところがございまして、再度質問をさせていただきます。  私はこの土地の鑑定っていうものは、しらさぎ運動公園については1社であったと、こういうふうな思いで今日ここの場で立っております。ところが、先ほどのご説明によりますと、市長いわく、これは複社であったと、こういうふうなご説明がありましたけども、再度確認いたします。私の見解の間違いでしょうか。間違いなく複数なんでしょうか。というのは、清掃工場、奥鹿野の方でやりましたよね。その工場のときには複社でございました。この考え方っていうのは、鑑定の甘さっていうものが非常に指摘されてたところでございます。値段の格差が余りにも多過ぎる。それで、中間の位置をとりましょうという形で最終的に決まったわけなんですけども、そういった想定のものを考えたときに、この土地の鑑定っていうのは私は1社でやったと。この4億っていう位置づけをするのにはそういうふうに認識をしておりましたけれども、これは複社っていう形でよろしいでしょうか。再度、確認だけとらせていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  20年度は2社で、その鑑定評価額をもちまして交渉を開始いたしましたが、不調に終わりました。21年度、もう一度いろんな経済状況の中で取り直してほしいという担当課の方からの話がありましたので、じゃあ、取り直そうということで取り直しまして、それぞれの鑑定評価を十分参考にさせていただきながら、今現在土地の交渉を進めておるという状況でございます。鑑定評価額をなぜっていう議員さんのお考えでございますが、先ほどからも担当の方から説明をいたしておりますが、もしこの契約が不調に終わったときにはその周辺の方が、私どもが公表した数字が世間一般に出てまいるわけですので、そういうこともやっぱり考慮する必要があるというふうに思います。議員の方から、どういう情報でグレーゾーンが多いとかいうお話をいただいておりますが、私自身は、これまで組み立てられておるこの防災公園事業を用地買収の見通しが立ったので前へ進ませてほしいということでございまして、個々の具体的なことについてあるようでございましたら、またお受けもさせていただきたいと思いますが、そういうことで、決して私どもが出してないと、そんな部分は私自身は持っておりませんので、ひとつご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  しらさぎ運動公園については、それぞれに思いもある。その中でかけ違いもあろうと。確かに市長の言われるその局面もあろうと思います。そういった中で、予算を迎えるわけなんですけども、そういった中でも質問をさせていただきたい、こういうふうに考えて、しらさぎ運動公園についての一般質問を終わらせていただきます。  次行きまして、上野総合市民病院の耐震構造について、これも時間がないもんですから、駆け足になっていこうかと思いますけれども、まず、一般入札について質問をさせていただきたいと、こういうように思います。  参加資格に関する事項、これはつい二、三日ほど前、工事がございまして、この分の特に単体の部分について質問をさせていただきたい、こういうように考えております。あ、い、うと3つの項目が区分されております。その中のあといの部分っていうのはAランクの業者を示しておりまして、全国に該当する一般工事の評価額が1,000点以上のものとされるもの、他府県のものとか、下の方の分については伊賀市内の評価点数が掲示されております。そういうことはともかくといたしまして、要は、3億7,373万9,100円というこういう耐震構造のこの事業というもの、これは市内のAランクの業者さんでも現実問題入札できないんですよね、これ。机上ではできるんです。ところがやな、85パーセントのこの下値を切ったり、そういう中で、単独でできるっていうのがほとんどない状態で、今日の一般入札の・・・につきましては、建築組合の方からもいろんな要望が出てると思います。その要望がまずここに完全に設けられていない。こういったものは一体何が原因で、上野総合構造の分についてはこういう入札の仕方になったのか、ちょっとご答弁、簡単にお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  お答え申し上げます。この市民病院の耐震構造でございますが、これは、まず一度入札に付しまして、その中で補助金の関係等々にございまして、一部入札直前で中止をした経緯がございます。今回、3月中にどっちみち発注ということの中で、入札の公募条件を前回同様でさせていただいてございますので、今回の工事の中には反映しておりませんので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  契約監理者。 ○契約監理室検査技術監(島川和也君)  失礼いたします。今の関連いたしまして、議員もご承知のとおりと思いますが、去る9月議会におきまして、建設工事に関するにつきまして請願が提出されました。これにつきまして、入札制度の専門委員会等を設置いたしまして、計5回でございますが委員会を検討いたしました。その結果といたしまして、今おっしゃったことにつきまして、可能な限り市内の業者のみの発注となるよう見直しも行うことといたしたところでございます。  主な内容といたしましては土木工事、それから建築工事につきましては、設計金額の1億5,000万未満の工事につきましては市内業者のみの発注と、それから、1億5,000万以上の工事につきましては選定指数の確保ができるものにつきましては原則市内業者の発注できるようにと考えているところでございます。また共同企業体が施工する工事につきましても、現在設計金額が3億以上となっているところでございますが、この企業体の入札参加が可能な工事が増加させ、市内業者さんの発注機会をふやすべきではないかと考え、対象工事を1億5,000万以上の工事ということに変更するものを考えるところでございます。これにつきましては、4月1日からできれば施行をしていただきたいというふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  でしたらこれは、今回入札に反映できなかった理由っていうのは、一たん工事を受注して、まだ出してる関係で、1回転覆してもう一回起きてきたと、こういう経緯があるために入札制度そのものを変えなかったと、こういうことですね。ということになりますと、今説明のあった1億5,000万まで市内業者でやるっていう、これ4月1日からやるとか、1億5,000万を超える場合は市内業者、JVのことを言われてるんと思うんですけれども、こういったものの対象で臨んでいくと。これはもう、もう一回だけ確認しますけれども、どうしても反映されていないっていうことが長年にわたって続いてきてるところがございまして、確認をさせていただく、こういう内容でございますけれども、4月からは間違いなくこの、要は市民病院耐震構造補強工事以後の工事については反映、これが盛り込まれると、こういうふうに受けとめてもよろしいでしょうか。
    ○議長(坂井 悟君)  技術監。 ○契約監理室検査技術監(島川和也君)  今の工事につきましては3億幾らかでございますけども、先ほど申し上げました、また市民病院の工事につきましては、条件がつけておりまして、耐震工事の実績がある業者ということを今つけ加えさせていただいておりますが、一般の工事につきましては、細かい話になりますけども、3億まででしたら、今の試算でいきますと市内業者でも十分参加の確保ができますので、それにつきましても枠を広げていけれるのではないかと考えております。  それからJVにつきましても、今の試算でございますが、5億までにつきましても、市内の業者さんのちょっと組み方にもよるかわかりませんが、市内業者さんだけでのJVとまた単独とか、いろいろよりまして、5億ぐらいまでは市内業者さんでも十分発注をしていただけるのではないかということを考えております。  それから、ちょっと長くなって申しわけございませんが、毎年業者さんの経営審査といいますか、経審の点数が毎年申請をされております。それにつきましても、そのたびごとに業者さんの申請を行ってるわけでございますが、できれば年度のある年、例えば6月1日を基準といたしまして、それから固定をいたしまして、その年度につきましては一定の数でいけるというようなことも、参加業者数の変動されない方法もございますので、これらにつきましても十分また関係機関の皆さん方と調整を図ってまいって、できるだけ市内の皆さん方に発注の機会がふえるようにということも考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  前田孝也君。 ○16番(前田孝也君)  改正運用についてなんですけども、Aランクの下限値を750を700に切り下げ、またBランクの下限値を700を650に引き下げ、Cランクを600を540に引き下げ、CDランクを600の、540に逆に引き上げたと、こういった改正策っていうものをやってきたというこういうお話も実は聞かせていただいとるんです。いただいているんですが、しかし建築業界、伊賀市も非常に今厳しい状況になっています。  仕事がとれないんですよね。1,000点以上にしても、伊賀市では730に下げた当時に、こういうふうに、そこは机上の上でやって、伊賀市の750のポイントを持ってる業者っていうのは4社ぐらいしかないはずなんです。ところがやな、この三重県下、伊賀市以外のところは1,000点以上のものがごろにおるわけですわ。それを、下限値85パーセントでやる事業を引き込んで、あとはくじ引きで現在やってるんよね。こういう話ですと、机の上では確かに数字的に間に合ってるじゃないの、仕事をとれるじゃないの、でも現状はとれてないと。府道県、互いのところの事業者っていうのは、1,000点以上のはうんざりおるわけですわ。そういう中で、どういうふうにして伊賀市の建築業を育てていくか。これは大きな課題だと思います。これにつきましてはぜひ、今建築課の職員9名でしょうかね、この9名の方々、大変ご足労をかけるわけなんですけども、現地へ足を運んでください。現地を見てください。さんざんたる姿っていうものを、机の上ではなく足を運ぶことによって得てください。そして、この建築業っていうのは非常に大きなお金が動きます。還元型のそういった建築業の体系をとっていかなければ、これは伊賀市にとって大きな損害になるんです。建築業そのものの問題ではないんです、こうなってきたら。こういうふうな経済の厳しい状況の中では、伊賀のお金を外へ出さない。こういうことを徹底してやらなきゃいけないと。こういう意味合いの中で、どうぞ職員の皆さん、大変ご足労をかけますけれども、各業者へ足を運んで実情をつかんでいただきたくお願いを申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって前田孝也君の質問を終了いたします。  会議の途中ではございますが、午さんのため、午後1時まで休憩といたします。             (午後 0時00分 休憩)             ─────────────             (午後 1時00分 再開) ○議長(坂井 悟君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続いて、質問順位第7番 桃井隆子君の質問を許可します。  桃井隆子君。             (23番 桃井隆子君登壇) ○23番(桃井隆子君)  桃井隆子でございます。私は、次世代育成支援と菜の花プロジェクトについて伺います。  少子高齢社会が急速に進む中、10年後、20年後の社会を担う子供たちが健やかに生まれ、はぐくまれる社会づくりを推進することは非常に大切な施策であると考えます。伊賀市におきましても、次世代育成支援対策地域行動計画を策定し、さまざまな施策が展開されております。  私は、今回質問の中で、特に乳幼児施策について伺います。  母子手帳をいただくとき、母子手帳とともにこのような封筒をいただきます、中を読んでおいてくださいねという言葉を添えて。子供も無事に出産し、保護者の方は子育てに励まれます。で、公園デビューしようかなと考えられたあるとき、2月15日の広報を見ました。その中に、「赤ちゃんの健診と相談3月分」とありまして、1歳6カ月健診、3歳児健診、乳幼児相談、遊びの広場っていうのがあります。今回、この遊びの広場について伺いたいと思います。  遊びの広場とは、乳幼児と保護者を対象に遊び場を開放しますとあります。3月分ですから、3月12日と26日午前10時から11時30分、上野ふれあいプラザ2階で開催しております。また、月曜から金曜日までは午前9時から午後5時まで、島ヶ原子育て支援センターといがまち子育て支援センターで開催している。火曜日と木曜日9時から5時まではあやま子育て支援センターで、月曜から金曜9時から5時までは大山田子育て支援センターで、月曜から金曜の9時から午後4時までは青山保健センターで開催しているとこの広報には記載されております。それで、前にいただいたこの冊子、この中には、予防接種予診票、手帳等があります。この予防接種は本当にお母さん、保護者の方は利用されます、これを書かなければ予防接種は受けられませんので。ほかにもたくさん、ためになるのがいろいろ入っております。  この中に、「伊賀市母子保健事業のご案内平成21年度版」っていうのがあります。  これを見てみますと、遊びの広場っていうのが載っておりました。この広報に載っております遊びの広場、一緒かなと思って見ました。遊びの広場の説明には、お子さんを連れて気軽に遊びに来られる場所です。同年齢の子供たちと一緒に遊んだり、お母さん同士の交流、情報交換等にお役立てください。実施日など、詳しくは13ページ日程表をごらんくださいとあります。そして、場所は上野ふれあいプラザ、毎回30分間のイベントの時間があります。いがまち保健福祉センタープレールームで自由に遊んでいただけます。青山保健センター、おもちゃなどで自由に遊んでいただけますとあります。あれ、この広報には他の市町も載っております。でも、伊賀市からちょうだいしました母子保健事業のご案内には3カ所しか載っておりません。それで、13ページ詳しく見ればいいって書いてますので、見ました。遊びの広場、対象者、乳幼児と保護者、上野ふれあいプラザ、いがまち保健センター、青山保健センターしか載っておりません。これ、ひょっとしたら同じ事業だと思うんですが、この21年度の母子保健事業のご案内と広報いが市、どうして違うんでしょうね。  そしてもう一つ残念なことに、同じく、これは21年度版なんですが、これは子育て支援センターでもらってまいりました。22年度保健事業カレンダー母子、遊びの広場、対象者は乳幼児と保護者、場所は上野ふれあいプラザと青山保健センターのみ載っております。次世代育成っていうのは本当に大事な取り組みだと思います。この広報をごらんになった方、この冊子をごらんになった方、たまたま22年度のこれをごらんになった方、市民はどれを信じればいいんでしょうか。多分同じ伊賀市から出されている案内文だと思います。情報の共有等々を叫ばれる今日、どうして同じ、本当に小さな一つの事業でも、このように情報が一本化されないのでしょうか。どれを信じればいいんでしょうかね。お答え願います。  あとは、自席で伺います。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 中出富一君登壇) ○健康福祉部長(中出富一君)  済みません。ご指摘の部分でございますが、母子手帳を・・・ときと広報、いろいろご指摘いただきました。その分については非常に、まことに申しわけなく思っております。早速訂正をさせていただいて、できるだけ早い時期に、母子手帳を渡した分で事業でやっておりますので、そういう分が、ご指摘の部分については早速修正をさせていただいて、早い時期にさせていただきたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  私の聞き間違いかもわからないんですが、ていうことは、遊びの広場っていうのは、広報じゃなくして母子保健事業のご案内が正解なんですか。21年度は3カ所、2年度は2カ所で開催されるっていうことなんでしょうか。どうなってますの。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  広報に出してる遊びの広場っていうのと、今、出産したときに母子手帳をお渡ししてる中身と、それからパンフレットを出してる部分といろいろ整合性がないというご指摘でございますので、22年度につきましては、今2カ所っていうことでございます。実際のところは、子育て支援センターとかそういうものと、はっきり言いましたらごちゃごちゃなっておりますので、そこら辺のところも精査しまして、きちっとしたものを、訂正がありましたら訂正文で早速修正をさせていただきたい。かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  遊びの広場ね、広報に載っております分も保健事業のカレンダーに載っております分も、中身はそんなに変わらないのに、どうして違うのかしら。どこがどのように違うのかご説明いただけますか。そして母子手帳をいただくときに、いただくこの母子保健事業のご案内が本当ならば、21年度は3カ所でなさるのが、22年度はどうしてこの事業を2カ所に縮小されたのですか。その理由を伺いたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  ちょっと細かいとこは今、担当の課長に答えさせていただきますので、ちょっとお待ちいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  担当課長。             (健康推進課長 清水健司君登壇) ○健康推進課長(清水健司君)  失礼します。健康推進課、清水と申します。  ただいまご指摘の広報につきましては、15日号で各支所単位で5カ所と、それから、上野地域におきましては、ふれあいプラザの場所をお借りして実施してるというのが広報いが市の開催の案内でございます。それとあと、母子手帳交付時に母子保健のご案内と、その指摘もいただいております。これ、現在3カ所で実施ということで、広報いが市との整合性、全然合ってないじゃないかというご指摘と考えております。  先ほど部長も申しました、22年度版につきましても、当然広報と整合性とれていなければならないというのが大前提でございますもんで、この母子手帳の交付のご案内につきまして、まず早速うちの課内で修正をかけさせていただきたいと、このように考えております。以上です。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  私尋ねてるのは、ここに書いてあるのが本当なのか、ここに書かれているのが本当なのか。そして、22年度はどうして2カ所なのかっていうことを聞いてるんですわ。  ちゃんと答えてくれますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  広報でお知らせして、それぞれの支所の子育て支援センターで事業として行っておりますが、多分担当の方は、4月時点でそれぞれの支所にあります子育て支援センターの年間事業と伊賀市全体の統一した事業計画が組み立てできてなかったためにそういう結果になったということで、それぞれの支所の支援センターでは当然必要やということでその事業展開をしておると、そういうふうにご理解いただいて、4月時点のその計画には3カ所しかのせられなかったと。また22年度分も、そのチラシには22年度の計画として2カ所しか計画に上げられなかったということですが、22年度もそれぞれ支所の支援センターの方で実施はさせていただきますので、後の広報になるということですけども、結果として大変不自然なことですので、その辺は年度当初に広報できるようにしないといけないと思います。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  非常に苦しい答弁をいただきました。年度初めの事業を年度中間で広げる、それは非常にありがたい話なんですが、それでしたら、22年度2カ所しか書いていないっていうのは非常に残念なことです。でも、これ広報なさったら、これを見た人はこれを信じる。21年度の最後のページ見たらそれを信じる。これを見た人は、いろんなところでやってるのを信じる。ていうことは、本当はこの広報に載っているのが伊賀市のやっている事業で、21年度のこの中身も22年度の保健事業カレンダーも、これは伊賀市としては間違いを出したっていうことですか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  間違いっていうよりも、年度の初めにそれだけの全体計画がなされてなかったっていうことですので、市民の皆さんに広報するときにもう少し丁寧に、他の場所についてはまだ未定ですとか、その時点で決まっておらないのであればもう一言つけ加えるべきだと。しかしながら、その辺の整理は市民の方に必要ですので、4月以降の広報に年間のことを整理してきちっと広報をしていきたいと、そんなふうに思います。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  もうそれは結構です。これ、テレビごらんになってる方の判断に任せます。  上野だけ月2回ですよね。そして、旧郡部は月曜から金曜まで5回。これは非常にありがたい。でも、上野の人にとったら不公平じゃないかと思います。そして、この広報を拝見いたしますと、島ヶ原子育て支援センター、いがまち保健福祉センター、あやま子育て支援センター、大山田子育て支援センター、青山保健センターとあります。そして電話番号も載っておりまして、いがまち保健センターは、括弧書きでいがまち子育て支援センターって書いてあります。大概の方は、いがまち保健福祉センター、青山保健センターの位置、ナビ持ってたら入れられるでしょう。でも、新しい子育て支援センターの場所は古いナビでは入らないんですよね。どこにあるかも明記していただかなきゃ。担当の方はご存じなの。でも、市民の方はご存じない。もうちょっと丁寧に広報なさる、そのような配慮はいかがお考えでしょうか。 ○議長(坂井 悟君)  担当課長。 ○健康推進課長(清水健司君)  失礼します。広報の名称のみで、住所が記載されてないということですね。例えば、転入者の方にとりましては、果たしてどこにあるのかということも、ただいま議員さんおっしゃられた、場所的なこともわからないということでございますもので、この部分につきましても住所なりを記載するように修正をかけたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  ありがとうございます。  この遊びの広場は、大概子育て支援センターでなさっております。そしたら、この「21年度伊賀市母子保健事業のご案内」の施設の案内のところに、青山子育て支援センター、住所、電話番号、あやま子育て支援センター、いがまち子育て支援センター、大山田子育て支援センター、島ヶ原子育て支援センターと載っております。ここに載っておる郡部の子育て支援センターはすべて載っております、やっているっていうこと。そして、上野は遊びの広場は2カ所しかこれは載っていない。そしたら、この母子保健事業のご案内の中に載っておりますおひさま広場、ゆめが丘保育所内、すくすくらんど、曙保育園内、これはともに地域子育て支援センターと銘打ってこちらには載っております。それと、森川病院内にエンジェルという子育て支援センターが載っております。また、「輝け いがっ子応援プラン」伊賀市次世代育成支援対策地域行動計画の中にも、今年度は子育て支援センターは8カ所と明記されております。  来年度は1カ所ふえて9カ所と明記されております。じゃあ、残りのおひさま広場、すくすくらんど、エンジェルでは遊びの広場をやってらっしゃらないんですか。伺います。 ○議長(坂井 悟君)  部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  今おっしゃるとおりでございます。3つのところについては、遊びの広場もやっております。ふれあいプラザという形で、子供支援センターという形では8カ所確かにございますし、今3カ所についてはそういう形ではやっておりますので、そこら辺のところの遊びの広場っていう表現と子育て支援センターっていう表現と、いろんな使い方をしておりますので、そこら辺もわかりにくい点もございますので、そこら辺もいろいろ精査をさせていただいてやらせていただきたいなと、かように考えてます。  その分については、広報に抜けてたっちゅうことでもうおわび申し上げて、きちっと訂正をさせていただきたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)
     桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  官営のものは載せて民間のものは載せないっていうふうに誤解されかねないかもわからない。そのようにお思いになりませんか。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  確かに民間っていう形ではやっていただいてますんですけども、市の委託という形でやらせていただいてますので、これは民間の業者がやってても委託っていう形でやらせていただいてますので、それは載せるべきだと私は思いますので、そういうことでご理解いただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  そうですよね。市の委託事業ですから、各支所の子育て支援センターだけを載せて、おひさま広場、すくすくらんど、エンジェルを載せないっていうのはおかしいですよね。お認めいただいて当たり前のことだと思います。そして、市民の側から考えましたら、伊賀市に設置されているこの子育て支援センター、どこの施設を利用するかっていうのは市民の選択権なんです。ですから、市民が幅広いところから子育て支援センターに行ける、そのようにするのは行政として当たり前の話だと思います。今後、改めていただきたいと思います。  それと、子育て支援センター、いろんな行事をなさってます。きのうもお邪魔しまして、子供とお母さんを支援するために、パンフレットをたくさんたくさんいただきました。食育までやってくださってる。本当にありがたいなと思います。でも残念なことに、今部長がお答えになりましたが、各支所の子育て支援センターにあるこのようなお知らせ、これは市が委託している8つの子育て支援センターのすべてのものはなかった。支所は支所管内で交流している、それはおかしいと思います。やはり、それをうまくやるのは行政の仕事じゃないのかな。どこの子育て支援センターに行っても、8カ所の子育て支援センターのいろんな情報が得られる、そのようにするおつもりはございますか。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  これにつきましては、次世代のとこでもネットワーク化って前の議員さんにも答えさせてもらった。ネットワーク化を進めるという部分もありますし、駅前の広場できましたら、包括的にそこで中心に行事を進めていくと。で、各支所にそういう部分ではやっていくということで、現在そういうとこが、実際各支所でやられてる子育て支援センターの中身について統括してやってる部署っていうのはこども家庭課でやってるんですけども、なかなかその部分ではきちっとした統括にはなってないかなと思いますので、今後そういう部分も含めて検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  駅前再開発ビルに建つ子育て支援センター、それも大事ですよね。でも、子育て支援センターに今も保護者の方と子供は行ってるんですわ。そしたら簡単にこの、あやまの子育て支援センターできのうもらってきたんですわ。に、大山田もあり島ヶ原もある。そしたら、そこに曙さん、ゆめが丘さん、森川病院さんでやってはるこのような紙置くだけの話ですやんか。そのコーディネートをすればいいだけの話ですやんか。  ネットワーク化、ネットワーク化っておっしゃいますけれど、保護者が一歩踏み出さなかったら、そのネットワークの網にひっかからないんですわ。知ってる人はネットワーク化ができます。知らない人にどのように伝えるか、それは行政サービスだと思いませんか。すぐにでもこんなん、各子育て支援センター回すことできますやろ、そんな、駅前再開発ビルのところに子育て支援センターの統括的なことをするっていう前に。今、何をしなければならないの。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  済みません。えらい申しわけございません。  こういうパンフレット、いろいろございますので、それについては、各子育て支援センターのとこに各支所でやってます部分については、その部分は早速置かせていただきたい、かように考えております。よろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  支所だけと違うでしょう。あなた、私は、支所同士をやってるから、委託している曙さん、ゆめが丘さん、森川病院さんでやっている部分のこのようなのも全部のところに同じように同じ目線で置いておくのが伊賀市行政として当たり前のことじゃないんですか、住民サービスじゃないんですかって言ってるのに、何で支所のやってることばっかり言うんですか。支所はちゃんと、支所同士は全部これ、置いてますわ。答弁ください。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  済みません。ちょっとえらい申しわけなく思ってます。  委託事業っていう形で私申し上げたと思うんですけど、補助事業っていう形になっておりますので、そこら辺のを含めていろいろ、各保育園とか病院とかいうことでございますので、特に森川病院さんなんかは定数がいろいろございますので、そこら辺のとこも含めて資料等も置くことは置かせていただきますので、そこら辺も十分、一遍に来られてもできないっちゅう部分がございますので、そこら辺も十分検討させていただきたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  あのね、どんな答弁もらったんか、私はっきりわからないんですが、この紙を各子育て支援センターに、いがまちさんのもあやまにありましたし、大山田にもありました。そんなん、ただ置くだけでも難しいのかな。今すぐ置けるでしょう。置いたらあかんの。どっちなの。教えていただけますか。  それと、子育て支援センターを利用してる保護者の方は、結構どこどこの子育て支援センターがいいわよ、どこどこの子育て支援センターではこんなことしているわよ、すごく情報お持ちなんです。でも、情報持っていない方にも同じように、伊賀市民ですから、利用していただきたいという思いで私は申し上げております。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  済みません。早速置くようにさせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  ちょっとした優しさが、やっぱり市民、うれしいなと思います。上から目線で行政をしないで、ちょっと親切にしていただけたらなと思います。  続きまして、子育て支援センターに関係いたします駐車場について伺います。  きのう、あやまの子育て支援センターお邪魔して、明るいし、窓は低いし、いろんな事業をしてくださってる。ええなと思った。そして駐車場、今、阿山の福祉センターっていうんですか、あの前と阿山支所前駐車場、工事中なんですが、あの駐車場は阿山支所に来られた方、また福祉センターに行かれる方が利用される駐車場であろうかと思います。4月から阿山支所に一つの部が行かれますので、その駐車場のことで非常に心配な部分っていうのもありますが、市長、どうですか、駐車場のことだけをお答えくださいますか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  産業建設部が向こうへ行きますので、職員の車は別としまして、その部に関係する皆さん方がかなりお越しになるということで、前の駐車場を改修をいたしておりまして、来客の皆さん方の受け入れは庁舎と保健センターの間にあります部分、あるいはもう少し西側にあります部分で来客の皆さん方の駐車場を確保しようと。したがって、職員の駐車場については裏に少しございますが、不足しますので、遠方でございますが、今のところ市有地の部分を活用しながら、職員の駐車場を少し他の場所に移させていただいてでも市民の皆さん方の駐車場を確保していきたいと、そんなふうに考えております。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  乳幼児、障害者、高齢者はやはり弱者ですから、その人たちが施設が利用できやすいところに車をとめられる、それは当たり前のことです。よろしくご配慮くださいますようお願いいたします。  もう1点、駐車場で問題があるんですが、子育て支援センターの前に職員の駐車場がある支所があります。そして、子育て支援センターを利用する方は、ずっと離れたところのお向かいの駐車場にとまる。それが決まりらしいんですが、風が強い日、また雨が降りましたら、小さい子供を抱いてなかなか行けません。そのような支援センターあるの、ご存じでしょうか。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  およそ見当つきますので、4月以降、そのことについてもその地域で、その支所で職員の駐車場について検討させていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  その地域は保育園の東っ側にも門があります。そして、小学校との間は、あれは市の土地だと思います。やはり、職員に一番近いところに駐車場があるっていうのは全くナンセンスだ。そういうふうなところから行政の資質、ごめんなさいね、支所の資質、地域の住民は声上げないから、を見られると思いますので、もっと考えていただきたい。ちょっとしたことで、ああ、いいなと思います。  それと、この子育て支援センターの利用時間なんですが、大概9時から5時になっております。この時間、5時まで保護者と子供が利用できるんですか。お答え願います。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  開所時間、9時から5時の部分と時間的に3時ごろに終わってるところもございますんですけども、5時まで使っていただけると思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  思っていただけるとおっしゃいました。でも、4時に終わります。お昼でしたら、11時半に終わります。張ってます。4時に終わるところに4時回って行って、済みませんが利用させてください、それは言えませんよ。それだったら、何も5時までしなくてもいいんですわ。本当に保護者と子供が利用できる時間を明記するのが行政の責任じゃないんですか。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  確かにおっしゃられるとおりだと思います。一度、時間設定については調査をさせていただいて、利用時間帯の部分で利用できやすくするっちゅうのが一番大事だと思いますので、そこら辺も考えさせていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  くれぐれも間違えないでくださいね。9時から5時って書いてあるから、利用者は9時から5時でなかったらかなわんって言ってるわけじゃないんですわ。4時に終わるんやったら4時に終わっていい。10時から4時までしか利用できなかったら10時から4時って書いてくださればいいの。本当のことをお書きください、利用者に、市民に。それが広報だと思います。よろしくお願いします。  次世代育成支援は途切れのない支援という観点から考えますと、現在、小学生を対象に日中一時支援「あいあい」が実施されております。小学生の子も中学生と成長していきます。中学生の日中一時支援事業も大事かと思われますが、いかがお考えでしょうか。途切れのない支援っていう観点から、ご答弁願います。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  障害のある中学校、高校生の日中一時支援っていうことで、途切れのない支援という形ではやらせていただいてんのが現状でございますけども、実際は中学校、高校生につきましては、事業所でその部分についてはやらせていただいてるっていうのが現状でございます。ただ、内容につきましては、小学校の場合は、子供さんの場合はいろんな事情がございます。いろんな病状の関係もございますので、大人の方と一緒にやっていくっちゅうのはなかなか難しいということがございますので、小学生については日中一時っていうことで、休みの期間もやらせていただいてますんですけども、中学校、高校生になりますと事業所でその部分がやらせていただくっちゅうことで、特別な扱いっていう形ではしておりません。現状はそういう状況になっておりますので、保護者の方もいろんなご意見を聞かせていただいてますので、そういう検討委員会っちゅうのがございますので、障害者の自立支援協議会等の専門部会がございますので、その中で十分検討して、できるだけ要望にこたえるような努力はさせていただきたいなと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  検討を加えていただいて、十分努力していただくっていう答弁いただきました。一定の答弁をいただきましたので、それはぜひ実行していただきたいと思います。  子育て最中の保護者の方も市民活動に参加なさいます。それで、市民活動に参加するのに、伊賀市市民活動支援センターにお邪魔しました。そしたら、あそこ、ゆめぽりすの事務所と何かの事務所が一緒になってて、こういうふうに立て看板があるんですわ、「市民活動支援センター、こちら」って。どこへ行けばいいのかわからない。  もうちょっと表示の方法を考えていただきたい。  そして、あそこにメールボックスがあるんですわ。ああ、これ使えるんですかって言いました。使えますよって。じゃあ、説明なさってるんですか、使えるのって言いましたら、10万市民一人一人に説明はできません。この市民活動支援センター利用のご案内を渡しております。そのような返事だったんです。非常に残念に思いますわ。  部長、いかがお考えですか、そういうふうな職員の対応。市民活動、それが支援してるセンターの職員の対応かな。 ○議長(坂井 悟君)
     生活環境部長。             (生活環境部長 山崎猛夫君登壇) ○生活環境部長(山崎猛夫君)  接遇の基本は親切、丁寧、わかりやすくやはり応対させていただいてご理解いただくのが、これは基本と考えております。特に私の部におきましては、ほとんどと言っていいほど直接市民と接する部署でございますので、今後とも、常々課長会議等では申し上げてるんですけれども、再度そういったことのないように周知徹底いたしたいと思いますので、どうぞ今回の件はご容赦をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  市民活動をなさってる方は必ずしも市民活動支援センターを利用しているとは限らない。もっと自分たちの範囲でできるボランティア、自分たちの範囲でできる互助やってらっしゃる方もいる。だから、市民センターで登録している人が何もどうのこうのっていうんじゃないんですけれど、その人たちだけが選ばれた市民活動をやっている人じゃないっていうこと、皆さん、ご理解いただきたいと思います。じゃあ、よろしくお願いいたします。  次に、時間がなくて済みません、三重のバイオトレジャーっていうところで、今年度、エキストラバージン菜種油っていうのが採用されました。これなんですけれど、伊賀市の農村活性化施策、菜の花プロジェクトの中から生み出されたのがこの製品です。地元農家が育てた菜の花から収穫した菜種を、熱や薬品を加えず、プレスのみで抽出した生搾りならではの自然な風味が特徴です。そして、将来的には約1,000戸の農家が100ヘクタールの農地で菜種の栽培を行う計画で、市の取り組みとしては全国トップクラスの規模となるっていうふうに書かれております。  菜の花プロジェクトへ取り組まれて1年がたちました。補助金もらえるのはあと2年です。この菜の花プロジェクトへの将来の展望、こんなに、1,000戸の農家が100ヘクタールつくって売れるのかな、販路はどうかな、大丈夫かなっていう心配と、そしてこれを観光資源としても使えればいいなと思いますが、そこら辺の見解、答弁願います。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。             (産業振興部長 半田泰士君登壇) ○産業振興部長(半田泰士君)  菜の花プロジェクトについてのお尋ねをいただきました。  先ほど議員がご紹介いただきました、先般、三重のバイオトレジャー活用発見事業というところ、優秀賞をちょうだいしたわけでございます。伊賀市から2件のうちの1件でございました。これは、やはり今、平成19年度に伊賀市が策定いたしました伊賀市のバイオマスタウン構想に発しまして、平成20年度から特に循環型社会を構築していくという視点から、いわゆる廃食油の活用とかいうふうなことでは、21年の4月にBDFの製造研究所ですか、これもオープンさせていただきました。それに加えまして、農家の皆さん方の一つのいわゆる生産調整での水田利活用の対策の中で菜の花を栽培していただいて、これを6次産業化に結びつけていこうと、こういう取り組みでございます。そういった中の一つの、平成19年度から10ヘクタール、20年度では20ヘクタール、21年度では約30ヘクタールの既に作付をしていただいておりまして、農家の皆さん方にご理解もちょうだいしてきたわけでございます。  今現在、このプロジェクトの方は、ご存じのように、大山田地内にいわゆる搾油、油を搾る施設、それから瓶詰をしたり、それから菜種、何ていうんですか、油かすを販売できるような袋詰めをしたりとか、そういう一連のいわゆる加工の施設を建設をいたしております。もうこの3月の25日ぐらいにはこれが完成してまいりますから、また機会をつくりまして皆さん方にもごらんをいただき、説明を申し上げたいと思うわけでございますけども、そういった中で、全体を単収200キロの前提で、キャパ200ヘクタールまでのいわゆる目標がございますので、これに対応した施設をつくるということで今現在進めているところでございます。  この施設の運営管理につきましては、市の施設でございますので、いわゆる、とりあえずは直営でというとなかなかできませんもんですから、幸いにも大山田に伊賀市の農林業公社がございます。こちらの方の公社の事業として、いわゆる委託をさせていただくということですね。新年度の方の予算でもお願いしてるわけでございます。  今現在、いわゆるこの搾油の部分で、どういうぐあいにしてこれをマーケティング化していくかということが大変大きな課題になってるところでございます。現在はほとんど、今まで取り組みいただきました地域の皆さん方には、例えば滋賀県の方で搾油をしていただいて、そういった中では交通費も要ったり、いろいろ搾油の費用もかなり負担もしていただいた中でございますけども、それぞれの生産量をもう既にいろんな地域のイベントとか道の駅等でも販売をしていただいていると、こういうことでございます。それをさらに、いわゆる伊賀のブランドとしてやはり価値を高めていくっていいますか、こういう方向を目指しているわけでございますので、そういった中では、1つは販売に向けての努力というのを課題としまして、1つは高品質化をしていく。で、いかに市場へ出す場合に低価格で消費者の皆さん方にいいものを提供できるかと、こういうことの研究、それから、いろんな消費者のやはりニーズに合っていくというふうなことでは、やはり女性の皆さん方の特に視点を取り入れながら、そういう消費者のコアターゲットを絞っていくというふうなことも今いろいろ研究もしております。また、特に地産地消の観点の中では、小学校の学校給食等にもご活用いただくとか、こういう流れの中で現在進めているところでございます。  特に、将来展望の中で、やはり私どもが目指していきたいと考えておりますのは、第1次産業そのものが6次産業化をしていく、すなわち農業者のマーケティング志向をいかに醸成していくかということの積極的な取り組みをしていきたいと、そういう思いの中でこのプロジェクトが始まっております。そういうことの中では、やはりこの今つくりました施設が、生産者の皆さんが菜種をつくって、それだけをどっかに売って終わってしまうというふうなことじゃなしに、そこからもう一つ踏み込んで、自分でその搾った商品を、どういう商品を消費者に提供していけるか、そこまでを考えていただいて、ひとつマーケティング志向を培っていただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。  もともと最終的には一つの商品をやはり売っていくという今度は視点をこれから入れていくということでありますから、そういう中では、パッケージをどんなにしよう、ネーミングをどんなにしようとか、こういう商品開発がやはり大事でございますから、そういったことにつきましても現在開発委員会っていうのを設けまして、その中でアドバイザーの皆さんとか、それから市の特に女性職員の感性をうまく活用させていただけたらというふうなことで、そういったチームを組んで今鋭意頑張っております。  これを、特に大山田の方で農林業公社さんに委託をさせていただくということでございますので、これは将来、いわゆる公設民営、将来ですよ、すぐじゃないですけども、公設民営化の方向にまで持っていけて、それが一つ独立して、農業者の皆さん方のいわゆるサービス支援になっていくと、そういう方向性を目指したいと、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  桃井隆子君。 ○23番(桃井隆子君)  この菜の花プロジェクトも、3年の補助金いただくのが終わったらもうしぼんでしまうんじゃないかっていうふうな危惧をなさる方もいらっしゃいます。でも、今部長から伺いました、熱い思い。これは伊賀市の農村活性化施策の一つですから、どんどんどんどん後押ししていただきまして、いろんな委員会で知恵を出していただいて、これ、伊賀ブランド、そしてまた菜の花の観光等にも活用して、みんなの知恵でいけたらなと思います。よろしくお願いいたします。  以上をもちまして私の質問を終わります。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって桃井隆子君の質問を終了いたします。  続いて、質問順位第8番 生中正嗣君の質問を許可します。  生中正嗣君。             (1番 生中正嗣君登壇) ○1番(生中正嗣君)  新生クラブの生中でございます。議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきますが、その前に、同僚議員さんからもお言葉がございましたように、この3月末をもってご退職並びにご勇退をされます職員の方々におかれましては、長年にわたりまして市政のためにご尽力をされましたことを、同じ仲間でありました一人として敬意を表させていただきますとともに、今後お元気で、さらなるご活躍をお祈り申し上げます。どうもご苦労さまでございました。  それでは、質問に入らせていただきますが、代表質問含めまして3日目でございます。お疲れとは存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。  まず、上野市駅前地区市街地再開発事業についてお尋ねをさせていただきます。既に代表質問等で同僚議員さんからるるご質問がなされておられますので、できるだけ重複を避けまして質問をさせていただきます。  昨年、「にぎわう伊賀市の未来」というグランドデザインを、市民の皆様にこのようにお知らせをしていただきました。今議会の施政方針でも市長さんから述べておられますように、本年4月から市長直属の中心市街地活性化推進室が設置をされ、また本年度の当初予算案にも、駅前再開発ビル建設費を含めまして事業費9億3,000万円余りが計上されておられました。いよいよ本格的に事業の推進が図られようとしているところを強く感じているところでございますが、伊賀市長といたしまして、伊賀市の三大プロジェクトの一つであります中心市街地活性化の核となります駅前再開発事業にかける思いと期待をお聞かせをいただきたいと存じます。  他の質問につきましては自席にてお伺いをさせていただきます。ご答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  本日最後のご質問でございます。生中議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。  ご紹介いただいたグランドデザインで、まちづくりに対するこれからの伊賀市の方向性について市民の皆さん方にお示しを申し上げ、ご理解をいただくということで取り組んでまいっておりますが、この中心市街地の活性化につきましては、早くから市民の皆さん方も関心事でございましたし、行政の大きな課題でもございました。そんな中で、過去にTMOという形で中活事業に取り組まれた時期もございますが、どうしてもこの時代の流れに流されながら、どんどんどんどんと中心市街地が、活性化どころか衰退の方向で空き家がふえ、商店街もどんどんと寂れてまいりました。そんな中で、何とかもう一度この町中のにぎわいをということで、この駅前のビルにつきましても、上野市駅前の再開発事業っていうことで計画をなされてきたところでございます。加えまして、平成20年の11月に基本計画が国の方で認められたと。まちづくり三法の改正によりまして、これから新たにこの町から外へ出る分について規制をして、網をかけて、既存のものについてはできるだけ公共施設を中心にこの町中に残していこうというふうな法の改正でございまして、そんな中でこの中活事業48本を、今何とかこの町にもう一度元気を取り戻そうということで進めておるところでございます。このビルが完成いたしますと、このビルを中心に、さらに今の産業会館を含む広い広場ができ上がりますので、ここに訪れた方が町中へどのように入り込んでいただけるか、この誘導も大事ですし、加えまして、もう一つの伊賀市のシンボルであります上野公園に、この辺のビルの前の広場からどのように公園の方に誘導するかという、この動線も今後大きな課題だというふうに思わせていただきながら、昨年はこの駅前ビルの文化財調査等で少し時間がかかったわけですが、いよいよ建物の解体も終わりましたので、あるいは文化財調査も終わりましたので、本年度、建築工事にかかるという非常に重要な時期を迎えてまいっております。事業といたしまして、しっかり進めてまいりたい、こんなふうに考えておりますので、どうぞひとつご理解を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ただいま市長さんより、かける思いと期待をお聞かせをいただきました。私も生まれ育ったこの伊賀市でございます。かける期待は私も市長さんも同じであろうと、私はそう思っております。現在の駅前にあります上野産業会館でございますけれども、昭和33年、私はちょうど小学校5年生と記憶しておりますけれども、当時鉄筋コンクリートの3階建てと申しますと、近代的な建物に驚きを感じた記憶がございます。  また、1階にはバスセンター、ターミナルがございまして、その1階にはお菓子屋さんや薬屋さん、肉屋さん、おもちゃ屋さん等々がございまして、大変にぎわっておりました。また、3階の600席を有する文化ホールでは、商店街主催のよく歌謡ショーが行われておられました。当時、二、三千円商品を買いますと、優待券といいますか、招待券をいただきました。私も演歌が大変大好きでございますから、島倉千代子さんや三沢あけみさん、今は亡き三波春夫さん、村田英雄さん、この方たち、よく親にねだりまして見に行かせてもらいました。開演数時間前になりますと、3階の入場口から1階、さらには道路までお客さんがあふれておりました。そして、ステージでは五色のテープが舞っておりましたことを記憶をいたしております。  また、間もなく10年近くなろうと思いますけれども、私、当時教育委員会に在籍をいたしておりました。そのときに、駅前再開発のお話がございました。ちょうど中央公民館長も兼務をしておりました関係で、その再開発ビルに、中央公民館の老朽化に伴います建てかえという話から、生涯学習センターの構想案を係とともに議論し、提案をさせていただいた記憶もございます。当時は事業費を無視をしておりましたから、たしか2フロアですね、4階、5階ぐらいを生涯学習センターにという構想をさせていただいたと思います。  そこで、現在計画をされておられます駅前の事業の概要と総事業費についてお教えをいただきたいと存じます。そして、さらにその事業費の財源内訳についてもお尋ねをさせていただきます。簡潔にご答弁のほど、お願い申し上げます。 ○副議長(中本徳子君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  事業の概要でございます。位置につきましては、上野市駅前地区の1.1ヘクタールで、事業の仕様は県に返還を伴います第一種市街地再開発事業で、用途地域は建ぺい率80パーセント、それから容積率400パーセントの商業地域で、総事業費は56億円でございます。  次に、施設計画でございますが、南側エリアに再開発ビル、北側エリアに駅前広場を計画し、あわせて南北の県道及び東西の市道を整備いたします。そのうち、ビルにつきましては、地下1階、地上5階で、敷地面積は約2,340平米、延べ床面積は約1万平米でございます。1、2階には商業、業務施設、3階には商工会議所、4階及び5階は公共公益施設で、4階には、課長ではございますが保健センター、男女共同参画センター、子育て包括支援センター、5階には生涯学習センターを予定をしております。また、5階の一部には多目的大研修室を計画しております。  次に、駅前広場でございますが、広場の面積は4,100平米で、常設の駐車場、タクシープール、多目的広場、駅への乗り入れ道路を計画をしてございます。  事業の財源内訳でございますが、現事業計画における事業費は約56億円でございまして、内訳としましては、一般会計補助金15億、公共施設管理者負担金21億、保留床負担金20億円でございます。 ○副議長(中本徳子君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  1点だけ教えていただきたいんですが、概算で結構なんですが、今、事業費内訳と、それから財源内訳教えていただきましたが、例えば伊賀市だけの、伊賀市から持ち出す事業費が、簡単でいいんですけれど、わかりましたら教えていただきたいと思います。 ○副議長(中本徳子君)  財政課長。             (財政課長 西堀 薫君登壇) ○財政課長(西堀 薫君)  失礼いたします。  伊賀市からの持ち出しということなんですけど、この事業、今現在特別会計でやっておりまして、初めのころはちょっと一般会計でも入ってるんですが、最終的に特別会計を閉鎖します。そのときにはどういう状況になるかといいますと、56億円のこれ、箱があるとしますと、この国庫補助金と、それとか床を売ったお金ですね、それからもちろん、うちも子育てセンターとかが入らせていただくんですけども、それのお金、最終的にそれをやるために借りてきた起債と、それからうちから、一般会計から繰り出してたお金、そういったものとかを順番に56億から引いていきます。引いていきますと、残ってきますのがうちの、最後、合併特例債に借りかえるわけなんですが、これが約29億円。これは合併特例債です。それ以外の一般財源として残るもの、それが約3億円ぐらいの予定をしております。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  そこで、先ほど建設部長から説明いただきました、特に駅前広場について、今回私お尋ねをさせていただきたいと思います。  4,100平方メートルの多目的広場ということでございます。実は昨年10月でございますが、教育民生常任委員会の行政視察研修で、長野県の上田市を訪問させていただきました。もちろん、教民でございますから、駅前再開発事業を見せていただいたわけではございませんが、たまたま10月29日の夕方5時半ごろでございましたか、ちょうど上田市駅前に我々到着をいたしました。そこに大きな水車がございました。その前にすり鉢状の、ちょっと写真見させていただきます、これ、ちょっと小さいんで申しわけないんですが、これが水車で、これがすり鉢状の何ていいますか、多目的広場になっております。ちょっと議員さんが見にくいと思いますが、こういうことが上田市の前にございまして、そのステージで若者のロックバンドやっておりました。そして、たくさんの若者を中心に観客が演奏に聞き入っておりました。  そこで、伊賀市として計画をされておられます多目的広場スペース、特に催し等に使われる部分ですね、その活用、利用についてどのようにされるおつもりなのかをお尋ねさせていただきます。お願いします。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  一応、駅前広場の完成でございますが、これにつきましては平成24年度を予定しているところでございます。この多目的広場でございますが、市民の方はもとより、伊賀市にお越しいただく方にも利用していただけるようにと考えているところでございまして、利活用と、それから管理方法につきまして、現在庁内で検討しているところでございます。完成までに利活用のための計画を策定してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  わかりました。  実はその後、私、上田市の方へ、電話でございましたがちょっとお尋ねをさせていただきました。その駅前広場の管理をされておりますのは上田市の都市計画課でございました。上田市というのは、ご承知のように、真田幸村ですね、真田家ゆかりの土地でございまして、平成18年に上田市と2町1村が合併をして、現在人口16万4,000の地であるそうでございます。また、JR長野新幹線の上田駅もございまして、当市とは、伊賀鉄道の駅前とはいささかスペース等も違うわけでございますけれども、実はその駅前広場の活用でございますけれども、上田市は上田市ストリートパフォーマンス運営協議会というのを組織をされておられました。市から50万円の負担金をいただきまして、それで運営をされておられるそうでございます。所管はちなみに上田市ですけれども、教育委員会の文化振興課というところで所管をされておられます。伊賀市でいきますと企画の文化国際課になるのではないかと、私はそう思いますが、ちなみに昨年の上田市の先ほどの広場の活用実績でございますが、33の事業が行われたそうでございます。そして、そのうちの13事業ですね、それは先ほどのストリートパフォーマンス運営協議会の自主事業をやられたと。あとの20の事業につきましては、団体とかグループの申し込みによって主催をされたと。先ほどのロックバンドもその一つであろうと思いますけれども、主に音楽関係が多いそうでございます。ちなみに、使用料は無料だそうでございます。先ほど、利活用については今現在検討、平成24年で完成するのでそれまでにということでございますが、何度も申しておりますけれども、市街地活性化の核となります駅前広場について、市民の皆さんが集い、交流の場として大いに活用されなければ意味のない、無だな投資になってしまうのではと思いますが、建設を担当される部、課ではなく、広場の利活用につきましては、私は全市を挙げていろいろ検討をされ、市民が使いやすい、また観光客が訪れても印象に残る広場になるようにと思うわけでございますが、そのようなことがなされておられないとは思いますが、一度ご意見をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  現在、建物の内容を最終的に実施設計をしておりますが、駅前の今度でき上がる広場について一定の試案はしていただいておりますが、その試案について行政の方でいろんな、今、生中議員おっしゃった、建設部だけやなしに、いろんなそこで、多目的広場ですので、今後、でき上がった後どういう活用をすんのか、どんな活用ができるのかということで、おっしゃったように、全庁的にこの広場の活用方法は検討すべきやと、そういうふうに思います。最初にバンドの演奏のお話もありました。何ができるんかということはやっぱりみんな持ち寄って、多目的広場の全体的な構想はそこから立ち上げていかなければならないと、そんなふうに思っております。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  今、市長さんの方からもお答えいただきましたが、どうぞ全庁的な取り組みとして、そして市民の皆さんの声も十分、使う側の立場に立ってお考えをいただきたい、検討をお願いしたいと存じます。  そこで、多目的広場に私、これも提案の一つでございますけれども、雨天でも使用できる屋外テントと言うていいのかどうかわかりませんが、設置をされるような計画があるのかどうか。また、駅から開発ビルまでの通学の方、通勤の方、そして観光客の方が傘なしにビルまで行けるような、例えばアーケード的なものをお考えなのかどうか、お尋ねさせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)
     今、野外テントの設置について質問をいただきました。  野外テントがあれば雨よけとか、あるいは日よけの対応が可能であるため、設置できれば利便性が高いと思われます。ただし、ご承知のとおり、多目的広場はいろんな利活用が想定されますので、固定の野外テントの設置は困難と考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、アーケードにつきましても、利便性については認識をしておりますが、駅からビルまでの途中に私道が横断している箇所、それから交差点があること、それから歩道に接しています事務所、あるいは店舗等のファサード、いわゆる建物正面の空間を損なうおそれがございます。また日照権等の問題が生じますので、アーケードの設置は困難と考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  私もその今言う専門的なことはちょっとようわかりませんが、ただ、自分が使う側に立ったときに、アーケードがあったり屋外テントがあれば非常にありがたいという気持ちを私思うわけでございます。実は、私も年一度は岩倉峡ふれあい公園を子供たちと一緒に使わせていただいております。もともとオープンのときは、あそこにございますテント、あれがなかったわけでございますが、お聞きさせていただいたところによりますと、三重県のまつり博のときのテントといいますか、いただいて、あそこへ設置していただいた。そして夏は暑い日差しを避けて、そして雨の日はもう平気でキャンプ活動ができるという、利用者にとっては物すごい大変喜ばれてることでございます。岩倉狭ふれあい公園でございますけれども、あれ、テントがなかったら恐らく利用客も少なくなるんではないかと、そんな思いをしております。そんなことから、今部長の方で、それは無理やというお言葉でございますけれども、やはり、あのお城の景観のこともあろうかと思いますけれども、ぜひ検討も一度していただきたいと強く要望をさせていただきたいと思います。  それから、上田市におきましては、毎年11月の末から1月の末まで2カ月間でございますけれども、あの駅前を10万個のイルミネーションに飾りまして、市民の方々の目を2カ月間楽しませていただいて、憩いの場になっているようでございます。  私が子供のときに感じたようなにぎわいのある駅前になりますように期待をさせていただきますとともに、伊賀市の玄関口として、さらに人が輝く、地域が輝く、住みよさが実感できる伊賀市実現のためにさらなる早期の完成を願っている一人でございます。ありがとうございます。  続きまして、きのうも同僚議員からご質問がございました。子育て支援に係ります放課後児童クラブについてお尋ねをさせていただきます。  実はきょうは、ここに大きく新聞報道がなされておりました。極力重複は避けさせていただきますけれども、質問の趣旨は同僚議員と同じでございますので、お許しをいただきたいと存じます。  伊賀市におきましては、子育て支援ということで、国、県や市独自の制度を含めまして、こども家庭課を中心にたくさんの事業を行っていただいております。その規範となります「輝け いがっ子応援プラン」、ここにございますが、伊賀市次世代育成支援対策地域行動計画の後期計画ということで、くしくも今議会に議案として示されております。  私がお尋ねさせていただこうとしてます放課後児童クラブでございますけれども、児童福祉法の規定に基づきまして、伊賀市放課後児童クラブ設置及び管理に関する条例により実施をされておられます、特に、核家族化が進む中で、放課後の数時間でありますが、利用することによりまして保護者が安心して就労に専念できることであります。最近も、幼い子供が自宅で留守番をしておりました。火災が起きまして、とうとい命が奪われたというニュースもございました。伊賀市ではこの1月末現在で460名の子供たちが利用しておられます。  そこで、身近なケースがありますのでご紹介をさせていただきます。その家庭は小学2年生男子、小学1年女子、年中組、5歳ですね、保育園児3人の兄弟姉妹でございます。父は単身赴任で、母親が市内で就労をしながら子育てをしていただいております。そして現在、小学生の2人は曙、きのうも同僚議員の質問がありました、曙保育園内にありますキッズうえのでお世話になっておりまして、もう一人は曙保育園でお世話になっております。昼間安心してその母親は仕事に励みまして、午後6時に迎えに行くという日課でございます。たまには土曜日も利用させていただいているそうでございます。そして、ことしも引き続き応募をさせていただきましたところ、新聞報道にございますように、30人が入れない、そのうちの一人であろうかと思いますが、3年生は新年度から、つまり今2年生の子ですが、3年生からは入所ができないと。そして、今度、1年ですが、2年生になる子供はレインボーうえのへ、そして3番目は、まだわかりませんが曙保育園。つまり3兄弟で、1人は自宅、1人はレインボーうえの、1人は保育園。つまり、母親にとって、送迎も含めまして安心して就労もできない、そのような訴えでございます。私も、西小学校はレインボーうえのまで歩かせてもらいました。私もえろう歩幅が大きいもんではございませんが、わき目も振らず歩きまして20分かかりました。恐らく小学校2年生ですと30分近くかかるんではないかと私は予想しております。この状況について、市長さんのお考えを、感想をお尋ねいたします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  先に駅前の関係で少しだけ、市民の皆さんに誤解を与えるといけませんので、お話をさせていただいておきますが、雨天の場合、広場はどうかっていうお話でございます。部長の方からもお答えしておりますが、すべてドーム方式に全部包むっていうふうなことはとても考えられません。本来は、いろんなイベントをしない場合は、平素はあの場所は駐車場として使わせていただくということで、駅前ビルの関係の駐車ということと、一部観光もあるかもわかりませんが、本来は駐車場ということで計画をいたしております。したがって、その駐車部分に構造物をっていうことは非常に難しいと思いますが、今あそこに芭蕉さんの銅像もありますし、あるいはいろいろご提案のいただいたようなこと等も、多目的広場として必要な施設をどこへどのように考えていくかということについてはこれから取り組みを始めますので、またいろいろとご意見をいただきたいと思いますし、私、先ほど町中への動線、あるいは上野公園への動線ということを申し上げました。その中には、県道なり私道なりという部分もありますので、可能な部分はやはり、これからの時代ですので、バリアだけではなしに、利用する方が居心地がいいということも大事です。そうしたことで、もう少しいろんな方に優しい施設という意味では、可能な部分は雨よけとか、いろんなことについてもこれから十分検討していかなければならないと、こんなふうに考えておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。  それから、先ほどから特にこの西小学校絡みで放課後児童クラブのお話をいただきました。これまで少し、入所を希望される方があふれてから、施設をやってきたという部分もあるわけですが、伊賀市としましては、放課後児童クラブに対して本当に真剣に、積極的にこれまでからも取り組んできておりますので、この西小学校の今回希望を受けられなかったことに対する市としてどういうふうにやるんかということについては、担当部と教育委員会と真剣に取り組んで、早い時期にこうしたことを解消していきたいと、そんなふうに思っておりますので、ひとつご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  駅前のことについては、どうぞよろしくお願いしたいわけでございますけれども、この放課後児童クラブでございますけれども、これは新聞報道にも実は大きく、先ほど申し上げて載っておりますけれども、きのう、同僚議員の質問に対しまして、ご答弁の中で、この解消策として、放課後子ども教室で対応していくというお話や、22年度中に解消に向けての計画を立てるというお話があったように思います。  そこで、まず放課後児童クラブと放課後子ども教室は全く異なった事業であるということは行政の方々も当然認識をされてのご答弁だと私は理解をしております。まず、市民の方にご説明申し上げますが、放課後児童クラブは厚生労働省所管の昼間保護者のいない家庭の小学生低学年児童の事業で、小学生低学年児童を対象に放課後において子育てと就労の両立を支援するものである。当然、利用料は月額8,000円。夏休み中は2万円という利用料が要る事業でございます。そして、放課後子ども教室は文部科学省の事業でございまして、放課後や週末を利用してすべての児童を対象として安全な活動拠点を設けて、地域住民の参画を得て、スポーツや文化活動、学習指導を行うというものでございまして、これは無料でございます。今、行われている入所できない西小の30人の児童というのは、先ほど申し上げたように、保護者の就労等の理由によって保育にかける事業ということをどうぞ認識をいただきたいと思うわけでございます。幾ら少子化とはいえ、西小学校は伊賀市有数のマンモス校でございます。  現在も630名余りの児童が学んでおられるわけです。今後も児童数の少ない、昨日も同僚議員が出生のことも申されておりました、これからふえてく傾向にある中で、恐らく来年、再度募集をかけたときに、さらに2年生も無理やという私は状況になろうかと思っております。この状況は十分に事前に予測をされたのではないかと思っております。定数そのものや、現在ある施設そのものも事前に対処しなければならなかったのではないかと考えております。特にいがっ子応援プランの中でも、小学生児童の持つ世帯の70.6パーセントが共働きであるという統計もこの中に示されておる中で、例えば、定数をふやすために今まで施設をどこか当たっていただいたとか、あき施設の活用をされると、さらには新築をお考えとか、そういうことがございましたら教えていただきたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 中出富一君登壇) ○健康福祉部長(中出富一君)  こういう事態、起こってから事がやるっていうこと自体はまことに申しわけない話なんですけど、人数的には、出生からすれば、先ほどの、議員さんのとおり、だんだん西小学校ふえてくるということはあります。だから、来年度もそういうことでできないっちゅう予測もつきますんですけども、いろんな場所をいろんなとこで当たってるんですけども、なかなか施設的に非常に難しいという問題がございますので、そこら辺も含めて今後検討させていただきたいと、かように考えています。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  予想された答弁でございますが、実は平成22年度の伊賀市の当初予算、これも皆さんご承知のように、特別会計を含めまして700億円を超える予算案でございます。  そのうち、次代を担う子供たちを健全に育成するための放課後児童対策事業の中で、この放課後児童クラブに係る予算は約3,500万の指定管理料だけであります。これは、国、県3分の2の補助事業でございまして、私は、この財政規模から申しますと、子供たちに係る費用は非常にわずかではないかと考えております。22年度も予算計上、つまり、先ほど申し上げた新築とかどこかへ改良するとか、そういうことがあればどっかにのっておるかもわかりませんが、全くないということは、平成22年度もまず無理やと、こういうことに解釈を私はさせていただくと思っております。きのうも同僚議員は、何歩か譲るとおっしゃいました。私は一歩も譲れないと思っております。幾ら次世代を育成する子育て支援のすばらしい計画を立てても、絵にかいたもちにはなりませんか。再度、市長さんのお考えをお伺いをいたしたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  先ほども申し上げましたように、この放課後児童クラブにつきまして、それぞれ保護者の皆さん方のご希望で、これまで特にご希望の多いところから取り組んでおります。市として、この放課後児童クラブの分を軽く扱ってるっていうことは決してございませんので、しっかりと私自身も取り組ませていただいておるというふうに思っておりますが、年々こうして、やはり厳しいこの経済社会の中で、保護者の皆さん方がどうしても自分の仕事を守るには預けたいと、こういうご希望がどんどんどんどんふえてまいります。それに対応するために、じゃあ、すぐにプレハブでと、そんなわけにはいきませんので、市としてもこのことに対しては、最初にも申し上げましたように、今年度もそうですし、次年度も予想されるわけでございますので、しっかり計画を立てて、また場所なり、あるいは規模なり、そういうものが見出せればすぐに議会の方にお諮りをしてまいりたいと思いますので、しばらくお時間をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。ぜひ9月補正でも予算案が出るように強くご期待をし、要望させていただきたいと存じます。  最後に、同じ放課後児童クラブにかかわりましてでございますが、今現在、校区再編計画に基づきまして、小学校の再編も始められると昨日もお話がございました。その中で、これ一例でございますが、仮称、北部小学校を例にいたしますと、ご承知のように、三田、長田、新居、3小学校と諏訪地区の子供たちが統合されるという計画でございます。現在、関係する校区にはそれぞれ放課後児童クラブはございません。  今、新居小では、先ほどの私が申し上げた放課後子ども教室を熱心に取り組んでおられます。私も、一昨年でしたが、子ども教室の児童を対象に半年程度、バレーボールを指導させていただきました。この事業は、これは新居小でございますけれども、保護者の本意ではございません。もともと放課後児童クラブを望んでおられるということは、担当課の方も十分ご承知のことと存じ上げます。学校が大きくなれば、当然利用する希望者も増加するのではないかと思っております。そして、放課後児童クラブでございますけれども、当然放課後でございます。歩いて30分も1時間もかかるようなところでは全く意味がないわけでございます。ということは、設置場所は小学校の敷地、もしくはその隣接するところにあるのが当然理想であります。  そこで、これから進められようとしております小学校新築及び統合計画の中で、その設置場所等を担当関係部所で協議なり、検討なされておられるのかどうかお聞きをさせていただきたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  教育長。 ○教育長(味岡一典君)  北部小学校につきましては、今現在、新居小学校にある放課後子ども教室っていうのがあるわけですが、それはあくまでも暫定的というとらえ方で考えまして、放課後児童クラブを市がつくると、今福祉といろいろ連携しまして、必要であると認識できましたら、その敷地は校区内につくるか、あるいは校区外の近くにつくるかは今後考えていかなきゃならないんじゃないかなというように思っております。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ありがとうございます。  今、教育長さんもお考えを述べていただきましたが、私は、その北部小学校だけではなしに、今回は一例として紹介をさせていただきましたが、このことは伊賀市全体の小学校校区の問題であろうと思います。どうか、事前のニーズ調査等によりまして、現状を十分に把握され、いがっ子応援プランを生きたものにしていただくためにも、安心して子育てができ、安心して就労ができる、難しく言われますように、ワーク・ライフ・バランスへの支援体制づくりを早期に伊賀市としてお願いを申し上げまして、大分時間が残りましたが、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって生中正嗣君の質問を終了します。  お諮りいたします。  市政一般質問は本日はこの程度にとどめ、3月15日に延会したいと思いますが、これにご異議ございますか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(坂井 悟君)  異議なしと認めます。よって、市政一般質問は本日はこの程度にとどめ、3月15日に延会します。  なお、3月15日の本会議の開議時刻は午前10時といたします。ご苦労さんでございました。             (午後 2時32分 延会)             ─────────────...